秋も深まり、松山の各地では秋祭りが開催されました。
ケアプラス道後持田の前の道はたくさんのお神輿が通り、いつもと違う賑わいをみせていました。
松山が終えると次は東予地区で秋祭りが開催されます。東予の友人が「秋祭りが正月」という事を言っておりました。松山とはまた違った雰囲気のお祭りであると思われますので皆様も一度行ってみてはどうでしょうか?
今回はケアプラス道後持田の作業療法士、高橋が筋電制御電気刺激装置(PASシステム)で経過を追っている『左肩関節の疼痛等により左上肢が挙げにくい』方についてご紹介させて頂ければと思います。
まずは筋電制御電気刺激装置導入当初の写真がこちらです。
左上肢が上手く挙がらず、最大可動域での運動は限りなく微弱な力でしか発揮できない状況でした。
次に在宅環境です。
玄関にはシャッターがあり、シャッターの開閉には最大可動域以上の可動域が必要であり、且つ力が必要です。
この方は女性で何とか右手のみでシャッターの開閉を行っておりました。右上肢のみの動作が習慣付き、難もなかったはずでしたが…右肩にも過負荷の影響による疼痛が…。
そこで、経過を追い右上肢の可動域拡大が確認されたため、両上肢を使用したシャッターの開閉動作を提案しました。
本人様は「痛いし挙がらないから無理だ」と弱気な発言をされておりました。
そこで、送迎の際に実際場面で実施して頂きました。
「挙がった。」
肩が挙がるようになっただけでも喜びはありますが、それが実生活で応用された時はより一層の喜びだったと思います。
今回のケースのように単に身体機能の改善だけでなく、実生活の場面を見据えたリハビリテーションを提案しております。皆様も一度ケアプラス道後持田に見学にお越し下さい。心よりお待ちしております。