こんにちは。看護師の山口です。
朝晩の冷え込みが増えてきましたね。この時期になると、「そろそろインフルエンザの予防接種を受けた方がいいですか?」という質問が多くなります。
今日は、看護師の立場からインフルエンザワクチンの正しい知識と、接種時の大切なポイントをお伝えします。

“インフルエンザワクチンの効果と時期”
ワクチンを接種してから約2週間で効果が出始め、5ヶ月ほど持続します。
日本では例年12月から3月に流行のピークを迎えるため、11月中旬までの接種が理想的です。
今年は気温の変化が早く、体調を崩しやすい方も多い印象です。
「体調が万全のときに接種する」ことを意識していただくと安心です。
「ワクチンを打てばインフルエンザにかからない」…というわけではありません。
正しくは、
*かかっても重症化を防ぐ効果がある。
*高熱や肺炎などの合併症を防ぐことができる。
という点が大きなメリットです。
“接種と日常生活のポイント”
接種前は、発熱や体調不良がないか、これまでにワクチンで強いアレルギー反応がなかったか、他のワクチン接種との間隔が空いているか確認してください。
接種後は、接種部位の腫れや痛みが出ることがありますが、1〜2日で治ることがほとんどです。もし、強い腫れや発熱が続く場合は医療機関に相談をしてください。
接種当日は激しい運動や長風呂は避け、翌日以降も体調の変化に注意しましょう。
また、ワクチンを打っても手洗い・マスク・睡眠などの予防行動は継続しましょう!
インフルエンザワクチンは、「自分を守る」だけでなく、家族や周りの人を守ることにもつながる大切な予防手段です。
安心して、元気にケアプラスで過ごせるよう、体調を整えて、早めの接種を心がけましょう。
