実績報告
  • ケアプラス三津 看護師便り ~冬到来、肺炎に注意~ 三津だより 看護師だより 2024年11月13日

    皆様こんにちは、三津の看護師です。

    最近までは「いつまでも暑いね」なんてお話していた中、この2~3日で急に気温も低下し、急いで寒さ対策をされた方もいるのではないでしょうか。

    これから木々も紅葉していき見ごろにはなりますね。

     

    気温の低下に伴い、風邪を引く人もちらほらみられ咳、鼻症状のある方も増加しております。

     

    ここで、冬に向けて注意したいのが肺炎です。

    特に高齢者は肺炎を併発するリスクが高くなります。高齢者が肺炎になると重症化しやすくなり、死亡のリスクも高まります。

    また、寒くなるとインフルエンザ、コロナウイルス感染から肺炎の併発もここ数年増加傾向にあります。

    肺炎は様々な病原体による感染症のひとつで、たまたま抵抗力が低い時に感染し症状が起こるそうです。

    風邪を引くと喉が痛くなったりと、上気道感染するのですが喉を通過した病原体が肺まで達し、感染が拡がります。風邪とは違い病原体が肺まで達していますので咳、痰で排出するには症状が激しくなり、高熱も出たりします。

     

    高齢者は抵抗力も低下しており細菌、ウイルスにも感染しやすくまた、持病もある方も

    多くあるため重症化しやすいと言われております。

    自覚症状も感じにくくなることもあり、早期の発見、治療に繋がらない場合もあります。

     

    その他気を付けたいのが誤嚥性肺炎です。

    高齢とともに嚥下機能も低下します。本来なら食べ物が食道を通るのですが誤って気道に入り感染を起こしてしまいます。

     

    これらの肺炎の予防として

    これらの感染症は気温、湿度低下に伴い空気に菌が浮遊します。これを鼻や口からすい感染を引き起こします。

    外出時はマスクの着用を心がけ、帰宅後は必ず手を洗いましょう。

     

    抵抗力を上げるために日ごろから食生活にも注意しバランスの良い品目を食べるようにしましょう。

    寒くなると身体を動かす機会も減りますので、日常で運動する習慣を身に着け、基礎体力の向上に努め、また良眠も心がけてみてください。

     

    肺炎ワクチン、インフルエンザワクチン等感染後の重症化のリスクの抑制の期待から予防接種も受けると効果があると思います。

     

    食事は食前に口腔体操を行ったりと食べる前に口を動かし、唾液の分泌を高め、姿勢も注意し召し上がるようにしましょう。

     

    早食いはリスクが高まります。よく噛んでゆっくり時間をかけ召し上がって下さい。

    食事の際に会話をすることで誤嚥に繋がることもあるのでお話は控えましょう。

     

    持病のあるかたは根本の持病管理も行い抵抗力を高め日ごろから習慣づけし健康に生活を送れることを願っております。