実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り ファシアゆるゆる体操で機能向上! 大洲だより AIチェックリハビリ 2024年03月29日

    皆さんこんにちは。

    機能訓練指導員の長谷部です。

    段々と暖かくなり身体も動かしやすく、新しいことにも取り組みやすい時期となりました。ケアプラスでも2月からファシアゆるゆる体操という新たな取り組みを行っています。

    ファシアとは体や臓器や骨、血管、そして筋肉などを覆う、全身に張り巡らされた「ゆるゆるの組織」です。

    今回紹介するご利用者様は、機能訓練とファシアゆるゆる体操を継続したことにより姿勢改善と動作の向上が見られましたので、ご紹介していきたいと思います。

     

    所見として、円背姿勢による肩の筋緊張と膝の屈曲位によるO脚、膝痛と立ち上がり動作時のふらつきが見られました。

    はじめに円背姿勢と肩の筋緊張の改善を図れるように自宅でも行えるファシアゆるゆる体操を紹介し継続して実施して頂きました。

    二つ目に、ベッドで仰向けに寝て頂き両足でお腹を押すように力を入れる運動を行いました。この時に膝が開きすぎないように気をつけます。負荷量を調節することで下肢の伸展筋群の筋力の向上を図りました。

    三つ目に、O脚の改善を図るために座位状態でボールを両脚で挟んで頂き、落とさないように注意しながら片脚ずつ膝を伸ばして頂く運動で、下肢内転筋群の向上と伸展筋群の動作の向上を図りました。

    四つ目に、立ち上がり動作の改善を図るために先程と同様に座位状態でボールを挟んで頂き、その状態のままボールが落ちないように気を付けながら、脚をしっかり伸ばしての立ち上がり訓練を行いました。この時、足は肩幅程度開き、つま先が開きすぎたり閉じすぎたりしないように注意して頂きます。

    上記の運動を行ったことにより肩周囲筋の筋緊張の改善が図れ、円背姿勢の改善が見られました。また、膝内転筋群の筋力向上と伸展筋群の運動機能向上により、膝屈曲位姿勢の改善と立ち上がり動作のふらつきの軽減を図ることができました。ご利用者様からも「もっといろんな運動を頑張りたい。歩きやすくなった。」と喜んで頂く事ができております。

    今後もケアプラスでは、ご利用者様の在宅生活継続の支援と、転倒や怪我等のリスク軽減を図れるように努めてまいります。

    皆様も体調を崩さず元気にリハビリを頑張っていきましょう。