みなさんこんにちは。ケアプラス今治の看護師川下です。
そろそろ梅雨を迎え、気温が上昇してくるとともに、ジメジメしてくる時期となります。体がだるく感じたり体調を崩しやすくなったりする時期でもありますので、ミネラルやビタミン豊富なオクラなどの夏野菜、アジやイワシなど旬の魚を食材に取り入れて梅雨を乗り切り本格的な夏に備えていきましょう。
これからの時期に美味しくなる、夏を代表する野菜の一つに「きゅうり」がございます。成分の95%以上が水分であることから、「世界一栄養の少ない野菜」と不名誉な噂が囁かれております。しかし正確には「最もカロリーの低い果実」というもの。
実は「きゅうり」にはむくみ解消や美肌効果のある栄養が含まれており、カロリーも低いため様々な料理に使える健康的で優秀な食材なのです。
<栄養成分>
カロリーは100gあたり14kcal
水分以外は他のウリ科と同じく、ビタミンC、カリウム、β-カロテンなどの栄養素の他に、マグネシウム、カルシウム、リン、葉酸、食物繊維が含まれています。
「きゅうり」にはアスコルビナーゼという酵素が入っており、ビタミンCを壊すと言われていますが、これは還元型ビタミンCを酸化型に変える働きがあるための誤解です。
体内では酸化型から還元型への変化が起こるため血液中のビタミンCのほとんどは還元型になっているそうです。
また、酸がアスコルビナーゼの働きを抑えてくれるので、ビタミンCの変性が気になる方はサラダや和え物などの料理にはお酢を使って味付けすることをオススメします。
また、カリウムには利尿作用があるため過剰なナトリウムを排泄、腎臓の働きを助け、血圧の安定やむくみやだるさの解消にもなります。
そしてなんと、「ぬか」を使うとカリウムは3倍となり、腸内環境に有効な植物性乳酸菌もたっぷり摂取する事ができます。
<美味しいきゅうりの見分け方>
まずはイボを見ましょう。痛いぐらいにイボがとがっているものが新鮮です。
そして色は濃い緑色で太さが均一のものを選びましょう。多少曲がっていても問題ありません。
きゅうりは時間が経つと水分が蒸発し味も食感も変わってしまいます。朝採れなど、もぎたての新鮮なものを買い、なるべく新鮮なうちに食べましょう。
いかがですか?この夏は家庭菜園でも楽しんでみようと思う方もいらっしゃると思います。選択肢のひとつとして新鮮なきゅうりをご自身で育て、みずみずしい新鮮なきゅうりを召し上がってみてはいかがでしょうか?