皆さまこんにちは。ケアプラス道後持田の看護師です。
今年のG.Wは規制がなく大勢の人達が色々な場所に移動し楽しく充実した休日を送られたのではないでしょうか?5月は新緑の季節になり過ごしやすい時期にはなりますが、気温が上がり水分不足から脱水症を引き起こし易くなります。こまめに水分補給を意識して体調管理を心掛けていきましょう。
5月は新しい環境に適応出来ずに精神的や身体的に不調をきたし悩む人も多くなってきます。今回は「五月病」についてお話します。五月病とは医学的な病名ではなくG.W後に憂鬱になる、何となく体調が悪い、会社や学校に行きたくないなど、軽いうつ的な症状になる状態の事をいいます。
●主な原因と症状
ストレスや疲労で、症状としては疲れやすい、頭痛がする、不眠、仕事や家事が以前のようにこなせない等の体力的なものから、やる気が起きないことや気分が落ち込む、何もやる気が起きない、興味が分からない、不安や焦りが酷くなるなど精神的なものまで様々。これらの症状が長引くとうつ病迄進行する事もある為、思い当たる症状がある時は心療内科や精神科へ早めの受診をお勧めします。
●五月病になりやすい方
ストレスが多い現代では、誰もが五月病になる可能性はあります。下記のような方は特に注意が必要です。
☆この春に就職、異動、転職、転勤した
☆職場の雰囲気や人間関係などが変わった
☆新たな責任を任された
☆生活リズムが乱れていた
●五月病から鬱病に発展しやすい方の特徴
☆几帳面で真面目
☆責任感があり全部ひとりで抱え込んでしまう
☆おとなしい
☆完璧主義
これらに当てはまる場、ストレスを上手に発散している方やストレスに強い方は五月病や鬱病にならないとかんがえられています。
●五月病を予防する為には?
ストレスや疲労を溜めない事が大切です。疲労回復を心掛けて、自分に合ったストレス解消法を見つける事が大切です。
☆趣味に打ち込む。
続けて来た趣味や好きな事をしましょう。脳の「幸せホルモン(セロトニン)」の分泌活性化し、ストレスが緩和されます。
☆運動をする
身体を動かす時間を作る事で、緊張を和らげ心身をリラックスさせる事が出来ます。身体が重たい感覚が続くようであれば、身体を動かしてみましょう。
☆身体のリズムを整える
休日もだらだらせずにある一定の時間に起き生活リズムを崩さないように心掛けましょう。又、睡眠の質を高める為深夜までの仕事や寝る前にデジタル機器に触れる事は出来るだけ避けましょう。
☆悩みを打ち明ける
周りには同じようなストレスを抱いている方もいるので、程度の差はありますが、話せる方に悩みを共有してみましょう。話せる方がいない方は文章に書いてみると内容が明確になり、新しい考えが見つかるかもしれません
●食事面のポイント
☆セロトニンを生成する栄養素を含む食品である。バナナ、大豆製品、乳製品、さつまいも、いわし、白米(雑穀入り)等の摂取をお勧めします。
☆又、甘いものやカフェインは内臓に影響を与える為控えましょう。
☆内臓の調子が悪い人は水分不足にも注意しましょう。(摂取目安 1.5〜2L/日)
最後に・・・
メリハリをつけた生活を送り、ストレス発散を心掛けて体調管理していきましょう。
では、又、次回のブログでお会いしましょう。