こんにちは!ケアプラス大洲の理学療法士三瀬です。
今回はバランス練習のリハビリ風景について紹介していきたいと思います。
「歩いていてなんだかフラフラしてしまう」、「足が床について離れにくい」、「ついつい歩幅が小さくなってしまう」・・・、そんな方でも足腰の力は十分にある場合、原因がバランス感覚にある事があります。
人は歩く際、左右の片脚立ちを交互に行いながら脚を上げていきます。右にちょっと傾いて左脚を上げ、左にちょっと傾いて右脚を上げての繰り返しを行います。そんな左右の動きの調整に必要なのがバランス感覚なのです。
①左右脚上げ練習
「右、左と体を傾けながら脚を上げてください」「みーぎ、ひだり」
左右に揺れながら脚を上げる感覚を覚える練習です。
② 左右ステップ練習
「左右に大きくステップして交互に脚を上げてください」
体を大きく振りつつ、片脚に体重をかけていく練習です。
③歩行練習
「左右に体を傾けながら歩きますよ~」「みーぎ、ひだり」
歩行の実践練習です。横から支えるとついつい介助の手に頼りがちになってしまうので後ろから左右の動きを促しています。
以前はしっかり左手を補助しなければならず自宅での転倒も頻繁でしたが、上記の練習を4ヶ月間ほど続けて頂く事で、体に触れる程度の補助で安定して歩ける様になり、自宅での転倒も起こらなくなりました。
今回紹介させて頂いたバランス問題などは一見してわかりにくく、「ひょっとして足腰弱ったのかな~」など考えてしまう方もおられるかも知れません。ケアプラスではこのような問題においても国家資格を有した専門家が従事し、利用者様の状態に応じたオーダーメイドのリハビリプログラムを提案させて頂いております。是非、私達と一緒に生活再建を図ってみませんか。