実績報告
  • ケアプラス新居浜 看護師だより~ヒートショックにご用心 新居浜だより 看護師だより 2023年01月11日

    皆様こんにちは。看護師の細谷です。

    毎年のことながら、あっという間に1年が終わり2023年の幕開けです。

    コロナの影響で、好きなことや楽しいことを諦めて過ごし数年経過しましたが、コロナのおかげで(?)目の前にあった小さな幸せに気付けるようになったのも事実です♬

    私は先月、2023年の目標を立てましたよ。皆様は今年、どんな風に過ごして行きたいと思っていますか?ワクワクしますね。

     

    さて寒さも本番を迎えてきたので今回は、ヒートショックについてのお話です。

    ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が変動し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。急激な温度変化に身体が付いて行けないことが原因です。この血圧の変動によって失神や不整脈に始まり、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。好発時期は12月から2月と言われています。またヒートショックは持病が無い健康な方にも起こるそうです。

    気温が低くなる冬場の脱衣場や浴室、トイレは特に室温が低くなりがちです。その為、暖かいリビングで血圧が安定している所から寒い浴室への移動で血管が縮んで血圧が上昇した後、更に寒い浴室内で血圧が上昇し、熱めのお湯で温まることで血管が広がり血圧が低下。この変動が発生の危険を高めます。

    ちょっと怖いですよね・・・

     

    そこでヒートショックの対策についてです。

    まずは入浴前にあらかじめ脱衣場と浴室を温めましょう。

    浴室に入る前にシャワーのお湯を出しておいて浴室を温めるなどもいいですね。また熱いお湯での長風呂は体温が上昇しやすくなります。湯温は40度以下を目安に10分以内としましょう。

    またご家族と同居されている方は、いつもより長い時間入浴にかかっているようであれば家人に声をかけてもらうようにしておきましょう。

    その他にも入浴時の注意点として、入浴時の動作については、浴槽からゆっくり立ち上がるようにしましょう。急に立ち上がると、急激な血圧変動を起こすことがあります。それによって転倒リスクも高まりますので手すりや浴槽につかまって、ゆっくりとした動作を心掛けましょう。

    最後に、お風呂に入るタイミングですが、飲酒後や食事直後の入浴は避けるようにしましょう。食後は食後低血圧による失神のリスクがありますので、思わぬ事故を避けるためにも注意してください。

     

    いかがだったでしょうか?

    寒い時期に起こる可能性のあることは対策をとって、安心して暮らしていきたいですね。

    2023年も皆様にとって、素敵な1年になりますように・・・

    写真は年末の楽しかったクリスマスイベントの様子です。

    また今年も楽しい思い出を作っていきましょう♪