皆さま こんにちは。ケアプラス垣生 看護師です。
今年も半分過ぎて夏本番となってきましたね。「暑い、暑い、、」と言いながらも、ご利用者様手作りの夏の作品が心和む今日この頃です。
さて、これからの季節、私の苦手な『夏』ですが、、、今回は『夏バテ』についてお話しさせていただきますね。
ムシムシ、ジメジメといった高温多湿な日本の夏は体調を崩しがちです。人の体は、温度変化に対して体温調節機能が働いて体調を整えていますが、最近の夏は30℃超えの暑さが続くことに加え、高い湿度のために汗が気化しにくいことで、体温調節が働きにくい状況になっています。 そのため、体力が低下したり、食欲不振などの不調を感じたりと、いわゆる『夏バテ』の症状が出てきます。
【夏バテの予防と対策】
■こまめな水分補給
成人の体の約60%を占める水分は、血液や細胞内に含まれ、私たちが健康に過ごすための重要な役割を果たしています。汗による水分喪失が多くなる夏は、意識して水分補給を行うことが大事です。のどが渇いてから水を飲む時はすでに脱水が始まっています。1日に摂取する水分は1.2L必要とされています。
■食生活の栄養補給
食欲増進のために、しょうがや大葉などの香味野菜がお勧めです。トマトやナス、カボチャ、パプリカなどの夏野菜には、体内でビタミンΑに変換され、βカロテンやビタミンC、ビタミンΕなど、ミネラルや食物繊維なども含まれます。また、暑さのため冷たい飲み物や食べ物を選びがちですが、胃腸を弱めてしまうこともあるため、夏こそ温かい食事をとり、胃腸を守りましょう。
■疲れを残さない睡眠
冷却シ―トや冷却シ―ツなども利用し、冷房や扇風機を上手に使いながら気温や湿度を下げる工夫もしてみましょう。1日の体温変化は、夕方以降から夜にかけて高くなり、下がり始めるときに眠気が出てきます。明け方からは体温は上がってきますが、冷房で体が冷えていると体温が上がりにくくなるため、体が動くスイッチが入らず、起床時のだるさの原因にもなるので気を付けましょう。
■適度な運動
夏に適度な運動で汗をかくことは、暑さへの耐性がつき、体温調節機能が改善するので自律神経のバランスを整える効果があります。気温の高い日中は避け、むりのない範囲で運動を心掛けましょう。ちょっとした散歩で思いがけず何かを発見したり…楽しい気分にもなりますよ。
これからまだまだ暑い日々が続きますが、暑さに負けず元気に乗り切りましょう。
それでは また次回よろしくお願いします。