実績報告
  • ケアプラス三津 看護師便り~骨と血管の関係性~ 三津だより 看護師だより 2022年06月22日

    本日、6月22日は『カニの日』なんだそうですよ。

    カニ料理の好きな私としては、とれとれピチピチのお刺身・・・ではなく、ホクホクの焼きガニが食べたいところです。

     

    梅雨を迎えて、毎日が鬱々としてしまいそうな季節になりましたが、皆様はどうやって気晴らしをされていますか?

    私は他県にいる息子の声を聞くのが一番の気晴らしですね。長らく会えていないので尚更です。そして、この時期ならではの紫陽花鑑賞も良いですよね。

    さて、今回は人間の身体の芯の部分『骨』について少しお話をしたいと思います。

    人間の骨では、常に古い骨が壊され、新しい骨に入れ替わる新陳代謝が行われています(人間社会で言えば世代交代という感じ?)。しかし、年齢と共に新しく作られる骨よりも壊される骨のほうが多くなることで、骨は細くなり、いわゆる骨粗鬆症になります。

    さて、ここからの説明が『骨と血管の関係性』になります・・血液中のカルシウムは一定の濃度に保つため、不足すると骨から取られ、余ると骨に蓄えられます。ところが、骨粗鬆症になると、必要以上にカルシウムが血液中に溶け出してしまいます。すると、血管の筋肉細胞が骨を作る細胞の性格を持つようになって血管壁が硬くなります。これが動脈硬化なのです。

    骨がスカスカになると、動脈がコチコチに、またその逆もあり、実は骨と血管はカルシウムを通して連動しています。寝たきりや要介護になる疾患の1位と2位は、動脈硬化による脳卒中と、骨粗鬆症による骨折ですから、血管と骨をしなやかに保つことは大変重要です。

     

    骨細胞は刺激を与えることでも活性化されますので、しっかり運動を行っていきましょう^^

     

    それでは、また次回も宜しくお願い致します。