こんにちは、ケアプラス宇和島で勤務している作業療法士の神崎です。
最近、朝晩の気温が下がってきています。乾燥して風邪を引きやすい時期にもなってきているので水分摂取を行い、体調面に注意し過ごして下さい。
今回紹介するのはA氏の食事動作の訓練の様子です。
A氏は病気により右手の巧緻動作が困難でした。ケアプラスの運動やご自宅でのリハビリが徐々に身体機能の向上となり
右手で箸を用いての食事を行えるようになりつつあります。今回は手のリハビリ内容を少し伝えていきたいと思います。
手のリハビリに使用したのは近くのショップで購入できる道具です。
2組の小さい箸と1枚の皿、そしてプラスチック製の色分けされた豆が12個入っております。
色分けされているので、皿の上から片方の色だけを分ける等、条件を付けて訓練を行うことが出来ます。
A氏に取り組んで頂いたところ、最初は豆がつるつる滑る為、なかなか摘まむことが出来ておりませんでした。
訓練を継続する事によって徐々に豆を箸で摘まんで、お皿に移す事が出来る様になってきました。
お皿も不安定な為、豆を摘まむたびに揺れますが、こぼれない様に摘まみ上げることも出来てきています。
A氏も「この道具は良いね、どこで取り扱っているの?」と満足そうに話されておりました。
運動は継続が一番大切です。一人でできない運動を支援し、出来る事の拡大が図れるようサービスを提供しています。
今回のA様の様に一人でも多くの方が達成感を感じ活き活きとした人生が送れるよう私たちも日々、尽力していきたいと思います。