散れば咲き 散れば咲きして 百日紅(サルスベリ)
江戸の女流歌人、加賀千代女の句です。
写真は利用者様の庭に咲いている百日紅の木です。あまりの美しさに感動を伝えると喜んで撮影させてくださりました。
百日紅の花はちょうど梅雨明け頃から花が咲きはじめます。滑らかな樹皮が特徴でサルスベリという名が付きましたが、実際には猿は簡単に登れてしまうとか。
「百日紅」の文字通り、開花期が長く、夏から秋にかけて枝ごとにバラバラに咲きます。華やかな花が美しく、耐病性があり大きくなりすぎないことから、お庭の他にも街路樹や公園などに好んで植えられています。皆さんの街にもあるかもですよ。
さて、滑ると言えばヌルヌル。
ヌルヌルな食べ物で腸内環境を整える発酵食品と言えば?
そう、「納豆」ですね。
納豆には「ビタミンB2」が含まれており、これからの暑さを乗り切るための夏バテ防止効果とともにさまざまなメリットがある食べ物です。
<整腸作用>
腸内の悪玉菌を減らす働きがあり、腐敗菌の増加を抑制してくれます。また、納豆菌が腸内で善玉菌として働き、他の善玉菌の増殖を促す働きもあります。
また、食物繊維も豊富なため消化を良くしお腹の調子を整えます。
<免疫力アップ>
腸内環境を良くすることで免疫力は上がります。
さらに「サポニン」という成分にはナチュラルキラー細胞のはたらきを活性化させる効果があります。
ナチュラルキラー細胞は免疫細胞の一つで、体内でウイルスに感染した細胞や、突然変異などにより発生した異常細胞などを攻撃・破壊する細胞です。
<血栓予防>
納豆特有の粘り成分である「ナットウキナーゼ」はタンパク質分解酵素であり、血栓を溶かし脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ効果があります。
血栓の病気は夜中から明け方に多く発症するため、予防のためには夕食に食べるようにしましょう。
<老化予防>
納豆には独自の若返り成分である「ポリアミン」が含まれています。ポリアミンは抗炎症作用の他に、見た目の若返りと長寿に効果があることが明らかになっています。
その他にも「ビタミンK」による骨粗鬆症予防や「レチシン」「コリン」による脳細胞の活性化などもあり、正にスーパーフードと言えます。
欠点はその独特な匂いと、ワーファリンとの拮抗作用です。血液サラサラのお薬を飲んでいる人はお医者さんと相談して召し上がるようにしてください。
いかがですか?匂いが気になって食べないのは非常に勿体ない気がしませんか?安価で手に入りやすいのもメリットです。この機会に食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。