実績報告
  • ケアプアラス今治 看護師便り~歯磨きと健康~ 今治だより 看護師だより 2020年09月27日

    こんにちは、ケアプラス今治の看護師川下です。

    食欲の秋となり食べ物の美味しい季節となってきました。

    しかし、口の中がトラブルだらけだと食べたものの味が分かりにくくなり、せっかくの食事も楽しみが半減してしまいます。正しい歯磨きでお口の中の健康と食べる楽しさを維持していきましょう。

    <歯ブラシの交換時期>

    皆さん、歯ブラシの買い替えはどの位の頻度でしていますか?

    一般的には1ヶ月程度らしいですが、私は気がついたら数ヶ月、いや、もっと使っている気がします。少なくとも毛束が開いてくればブラッシングの効果が悪くなるため交換時期を過ぎていると言えますね。そんな時は1ヶ月待たずに交換しましょう。

    ちなみに私は歯磨きについて調べていくうちにだんだんと歯ブラシ興味が湧き、毛束が5460本あるスイスの歯ブラシをネットで衝動買いしてしまいました。

    <高齢者の口腔内の問題点>

    高齢になると唾液の分泌量が低下するため口腔内の汚れや細菌を洗い流す自浄作用が低下したり、免疫力の低下により歯周病や虫歯になったりもします。入れ歯を使用している場合は入れ歯と粘膜の隙間に細菌が繁殖しやすく、口臭の原因になるなど様々な問題が起きてきます。また、舌の表面に舌苔が付きやすく、味を感じにくくなったり味覚が変化したりすることがあります。自分の口腔内の状態が変化した場合はもちろん、高齢者に歯磨きの介助をする時も普段よりデリケートなブラッシングを意識しましょう。

    <歯磨きのメリット>

    ●唾液の分泌を促進

    歯ブラシで唾液腺を刺激することで唾液の分泌量を増やします。唾液には歯や口の粘膜を保護したり、虫歯や歯周病を予防したりします。

    ●感染症予防

    口腔内細菌の中には、表皮感染症や食中毒を引き起こす黄色ブドウ球菌や呼吸器感染症を引き起こすおそれのある肺炎桿菌など、全身疾患の原因となる菌も存在します。口腔ケアをしっかり行ない感染症予防しましょう。

    ●認知症予防

    丈夫な歯を保ち、食事中にしっかり噛み締めることは脳に酸素を送ったり刺激を与えたりするため、中枢神経を活性化し認知症を予防するといわれます。

    ●誤嚥性肺炎を予防

    嚥下機能が衰えると、食べ物や唾液が気管に入ってしまう誤嚥性肺炎の危険性があります。口腔内の汚れや細菌を減らすことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。

    <歯磨き粉の選び方>

    高齢者の口腔内には歯根が大きく出ている歯が残っていることが多く見られます。このような露出した歯の根に研磨剤を使用すると、歯根の部分が削れやすくなってしまい、歯が弱くなってしまうことがあります。また、粒入りの歯磨剤を使用し歯肉の中に粒が入ってそのまま残ってしまうと、歯肉炎を引き起こしてしまう可能性があります。泡立ちやすい歯磨剤では不快を感じやすく、長く口を開き続けて頂くことが難しくなり、口腔内の状態を確認しづらくなります。 研磨剤や粒、発泡剤が入ってないことに気を付けて選びましょう。

    <正しい歯の磨き方>

    歯ブラシは強く握らず、鉛筆と同じように持ち歯茎にあたっても痛くない程度の力で磨きます。

    1 歯ブラシが歯に対して90度になるようにあてます。

    2 細かく動かしながら1本1本ていねいにブラッシングします。

    3 歯と歯の間は歯茎に対して45度の角度であて、溝の奥までブラシが当たるようにします。

    4 奥歯の溝は汚れがたまりやすいので、磨き残しがないように念入りにブラッシングします。

    加齢とともに噛む力や飲み込む力が衰えるのは仕方ないですが、正しい歯磨きは口腔内のトラブル予防だけでなく、食事のトレーニングなど高齢者の身体機能の回復につながり栄養状態の改善にも役立ちます。口の中が清潔に保たれ、口腔機能が回復すると正常な味覚が戻り、食べる楽しさから生きがいを取り戻すことも可能です。身体だけでなく心の健康にもつながります。

    自分自身や高齢者の生活の質を向上させ、いつまでも元気な生活を送りたいですね。

     

    ケアプラス今治では、スタッフの見守りで安全に口腔ケアを行うことができます。お試しで一日の体験利用も出来ますので、是非とも皆様のお越しをお待ちしております。

     

    それではまた次回のブログでまたお会いしましょう。