9月の残暑から一転。朝、夕の寒さを感じる今日この頃ですが、皆さまの体調はいかがですか?ケアプラス垣生の看護師です。
今回は、冬の皮膚の痒みについてお話しますね。
湿度が下がると 皮膚の表面の角質層から 水分が奪われやすくなります。すると、細胞と細胞の間に隙間ができて更に水分が蒸発し、外からの刺激に敏感になります。・・・このような理由で「かゆみ」が起こるのですが 、加齢に伴い角質層に水分を保つ能力が低下しているため「乾燥肌」になっています。
かゆみは皮脂分泌の少ない部位
・腕全体
・脇腹
・すね
・背中
・ふくらはぎ・・・など、衣服で擦れやすい部分に起こりがちです。
皮膚の水分不足対策には2種類の方法があります。
1 【保湿】皮膚表面の角質層をカバーして水分喪失を防ぐ
2 【補湿】角質層に水分を補う
高齢者の皮膚によくありがちな「スキンテア」(皮膚裂傷)の予防にも、多くの水分を含む
ローション・乳液・クリームなどの【補湿】がお勧めです。
「スキンテア」とは摩擦やテーブルやイスなどにぶつけて、ちょっとした衝撃で起こる皮膚の損傷のことで高齢者の四肢 、特にひざの下に発生しやすいのが特徴です。これから冬になると、ぐっと湿度が下がり皮膚の乾燥が進みますね。冬のかゆみ対策は「先手必勝」ですよ!
スキンケアで【補湿】を継続しつつ室温や衣類の調節など生活環境を工夫しましょう。
これは昨年の秋に TVコマーシャルに出ていた場所へドライブした時の写真です。四季折々・・・と言っても、春と秋が短く感じるのは私だけでしょうか?これからの紅葉シーズン(^^)何かひとつでも小さい秋を見つけにケアプラス垣生にお越しください。
それではまた次回。よろしくお願いいたします。