実績報告
  • ケアプラス宇和島 看護師便り ~いつまでも口から食べられる喜びを~ 宇和島だより 看護師だより 2018年12月11日

    皆さまこんにちは(^o^) ケアプラス宇和島 看護師田村です。

    今年も残すところ数週間となりましたね・・・

    幾日か前には、今季初の霜柱の朝を迎えました。皆様も見られましたか?

    私は毎年この時期になると「今年は餅つき機を買うぞ~」と意気込むのですが・・・あれから何年が経ったでしょうか?まだ我が家には届いていません(>_<)

    ところで、皆さまのお食事タイムは美味しく、楽しく、何より安全なものになっていらっしゃいますか?

    突然ですが質問です。誤嚥とはなんでしょう?

    答:舌や喉の筋肉がうまく働かず、飲み込んだ食べ物などが食道に行かず気道に入ってしまう状態

    続いて質問です。誤嚥性肺炎とはなんでしょう?

    答:嚥下障害により唾液や食べ物などと共に細菌が誤って気道内に入り込み、肺炎が誘発された状態(口腔内に常在する多数の細菌に肺炎を起こす可能性があることが、こうしたことからも容易に想像されます)

    いかがですか?誤嚥したからといって肺炎になるわけではないのですが、摂食障害者や高齢者は誤嚥と誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

    誤嚥性肺炎の主な症状は次の通りです。

    ・発熱 

    ・激しい咳と汚い痰(黄色い痰)が出る

    ・呼吸が苦しい・肺に雑音がある

    食後の口腔ケアはされていますか?

    口の中を清潔に保ち、歯磨き・舌のクリーニング・義歯の手入れ・側臥位での就寝、

    食後2時間ほど椅子に座り体を起こし、就寝時には頭位を高く保つ。

    また、食事形態の内容も気になるところですね。

    当事業所では、ご利用者の咀嚼、嚥下機能に応じて、きざみ食(噛み砕く負担は少ない)、1口大の大きさ、粥食、ミキサー食(噛まずに飲み込みやすい)など、多種ご用意をさせて頂いてます。

    その他、水分にトロミを付けて対応させて頂くこともあります。

    食事姿勢にも配慮しております。頸部前屈で前かがみの姿勢になる様に食事介助者は気を付けて声掛け、見守りを行っています。

    姿勢を変えるだけでむせと誤嚥予防は可能です。

    食事中の咳き込みやむせは誤嚥の危険信号です。

    ぜひケアプラス宇和島に見学に来ていただき、楽しいランチタイムをご一緒してみませんか?

    お待ちしております。

     

    今年一年ありがとうございました。

    半月早い年末のご挨拶になりますが、楽しいお正月をお迎えください。