実績報告
  • ケアプラス北宇和島 看護師便り ~カビの大繁殖シーズン~ 北宇和島だより 看護師だより 2018年11月17日

    みなさまこんにちは!ケアプラス北宇和島の看護師です。

     

    立冬も過ぎ暦の上では冬になりましたが日中は気温が20度超えの時もあり、朝晩の寒暖差で体調が今一つという方も多いのではないでしょうか?

     

    さて、今回は11月が一番怖いといわれているカビについて少しお話をさせてもらいたいと思います。

     

    11月は実はカビの大繁殖シーズンなのです。それを指して「秋カビ」という言葉があるほど。カビというとどうしてもジメジメしている時期に発生しやすいイメージがあり、6月など梅雨時に対策する方が非常に多いですが、秋にもしっかりカビの対策を行っている家庭は梅雨時の1/3程度しかいないとのこと。秋にカビが生えやすいという認識を持っている方自体、一般的には多くなさそうです。

    黒カビだぞ~!この時季の俺様は手ごわいぞ~!

    (職員による「デフォルメ」で本当のカビはもっと恐ろしいです)

     

    カビは湿度だけでなく気温によって活発化する細菌類であり、それは秋も例外ではありません。適正温度は20度~30度の間とされており、30度を超えると死んでしまい徐々に減少していきます。真夏はジメジメしていてもカビの繁殖があまり起こらないのはこのような理由があるからです。逆に冬は夏ほどカビが死に辛く、越冬するカビも多いんだとか。つまり気温が落ち始めている10月~11月は、正にカビの絶好の繁殖時期となっているわけです。夏の最も暑い時期を超えた秋は他の生き物も元気な時期ではありますが、菌類も他の生物と変わらないんですね。

    きゃ~黒カビだ~!はびこる前に退治しなきゃ大変だ~!!

    (同じく職員による「デフォルメ」で本当のカビは更に悪さを致します)

     

    気管支喘息、アレルギー性鼻炎、水虫やたむし、食中毒などカビが引き起こす健康被害もあり、カビがはびこる前のこの時季に台所や浴室などの水回りを重点にカビ対策を行ってみてはどうでしょうか?

     

    それではみなさま、風邪も流行りつつありますのでお体には十分お気をつけください。