実績報告
  • ケアプラス三津 リハビリ便り マルチタスクトレーニング・体操 三津だより リハビリNEWS 2016年08月29日

    皆様こんにちは、柔道整復師の松本です。

    今回はマルチタスクトレーニングやマルチタスク体操についてのお話です。

    まず、マルチタスク=複合課題については以前のブログにも書かれていますが、復習を兼ねて実際に行っている事を紹介していきます。

    その1 マルチタスク体操 

    利用者様全員とスタッフが毎日行っている体操でスタッフにより、行っているマルチタスクは違います。なぜ違う事をしているのかと思われる方がいると思いますが、マルチタスクにより脳への刺激を送る際に毎日同じ事をしていると一定の信号しか脳へ受信されず効果が激減してしまうからです。皆様も初めて体験する事や、あまりやった事が無い事をする時は楽しみや不安があり、四苦八苦しますよね。このような状況に置かれている時は脳への刺激も普段より多く、日頃からしている事へは慣れから楽しみや不安も減り分かっている事を何回も続けて行うとやる気も減ってしまいますよね。

    このように楽しみや不安を取り除くと自然とやる気の減退にも繋がります。

    そのような事が起こらぬよう、スタッフ事に違うマルチタスクを考えつつ、新しいマルチタスクと過去のマルチタスクを行うなど色々と工夫されています。

    そこで、現在私が行っているマルチタスク体操について一つ紹介しよう思います。

     

    旗揚げ

    通常とは違い旗を使用せずスタッフの声掛けにより手を上げます。

    例 右上げて、と言われれば右手を上げる。右下げて、と言われれば右手を下げる。

    これだけでは簡単なので、右上げないで左上げる等も織り交ぜて行います。

    レベルアップして行う場合は左右を逆にして行います。

    例 右上げて、と言われれば左手を上げる。右下げて、と言われれば左手を下げる。

    この時も、右上げないで左上げる等のひっかけを混ぜるとかなり難易度が上がります。

    この旗揚げですがスタッフの指示を出す速さや性格により難易度が変わる傾向がある為、悪戯心のある人や早口の人が行うとかなり難しくなります。

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    他にも色々なマルチタスク体操がありますが皆様自身で楽しく行える事を考えてみて下さい。

     

    その2 マルチタスクトレーニング

    機能訓練時に個々の身体レベルに合わせ、歩行やエアロバイクまたはバランス訓練などの時に視覚情報によるマルチタスクトレーニングを行っています。

    現段階ではタブレットや色ボードを使用し色々な課題を視覚からの情報を基に処理する事が行われています。

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    今のままでは視覚からの情報を処理するだけで体操時の説明にも書きましたが、すぐに慣れてしまう為、トレーニング開始時に声掛けを行い何個かのキーワードを記憶してもらいトレーニング終了前に答えて頂くという聴覚からの情報処理・記憶力を同時に活性させられると言うメリットがあり実施しています。

    また、視覚と聴覚では脳への信号経路の違いから単一で進めて行くのでは無く、一日の内に両方からアプローチする事でより良い認知症予防にも繋がります。

     

    このようにスタッフが色々な視点から物事を見る事ができ、色々な方に対応できることを今後ともどんどん考案していきます。他では経験できない楽しい機能訓練が出来るケアプラスで一緒にリハビリを行ってみませんか?体験見学随時お待ちしております。

     ~頭すっきり・心うきうき・体しっかり 今日よりプラスの明日へ~