皆さんお元気でしょうか?
ケアプラス道後持田、理学療法士の神崎が担当します。
日が増すごとに気温が高くなってきております。運動をする時はもちろんのこと、日常生活の中でも水分補給を忘れないようにしていきましょう。
今回ご紹介する利用者様は歩行が不安定だったため車椅子で移動されていた方です。
この利用者様は自分の脚で歩けるようになり、家事などできることを増やしていきたいという目標があります。
その目標を実現する為に、既存のプログラムにマルチタスクを行いながらの平行棒内応用歩行訓練を実施して頂きました。
特に横歩きを実施していただく事により普段鍛えにくい大腿筋膜張筋の筋力向上を促す事ができます。(大腿筋膜張筋=大腿部の外側にあり安定した歩行を実施する為に重要な筋肉)
これらを5か月間実施する中で車椅子を押して移動できるようになった為、次のステップとして1 「玄関の上がり框を安全に段差昇降できるようになる」、2 「廊下を歩行器、または手すりなどを使用して移動できる」ことを目標に訓練を実施しました。
その結果
「玄関の上がり框」
「廊下」
上記の写真のように安全に段差昇降、移動動作を行う事ができるようになりました。
本人様は「だいぶ歩けるようになったよ」と笑顔で仰っておりました。また「ここに来た時は必ずやらないとね」と仰られ、平行棒内訓練を一生懸命されておりました。
最初に来られた時に比べ、ご自身でできることが増えてきていると思います。今後も継続して平行棒内訓練を実施して頂きながら歩行動作だけでなく、トイレ動作や移乗動作などの自立度を向上させていきたいと思っております。
できることを増やしていけば、楽しみも同様に増えていきます。
皆さんも楽しみを増やす為に、できることを一緒に増やしていきませんか?