みなさんこんにちは、ケアプラス北宇和島の柔道整復師の小方です。
桜も徐々に咲き始め、車に乗っていると窓から見える景色がとても春らしくなってきましたね。全国では満開になっているところもあるそうですが、愛媛はもう少しといったところですかね?
私もお休みの日にお花見に行こうと考えているので、どのくらい咲いているのかとても楽しみです。
最近では送迎の際に利用者様と一緒に「あれは何の花かな?」「あの花綺麗ね」など、お話しをしたり花の名前を教えてもらったりしています。
4月に入り、暖かくなってきますので皆さんしっかりリハビリで身体を動かしていきましょう!
さて、今回はマルチタスクトレーニングについてお話したいと思います。
ご紹介する利用者様はI様、週3回でご利用されています。
I様はご利用当初からリハビリ意欲高く、車椅子の移動も自走されており、移乗なども見守りにてお一人で行っています。
歩行訓練も歩行器を使用して行っており、デイ内はもちろん、玄関外の傾斜を使用して昇り降りも安定して行えています。
しかし歩行訓練をしていて気になったのが歩くことに集中しすぎて小さな段差や電気コードがあるといった周囲環境に注意が向けられず、声掛けがないと気付かずにぶつかったり引っかかったりすることがしばしば見受けられました。
そこで、I様にマルチタスクトレーニングを取り入れてリハビリしてみませんか?と提案してみたところ、即答で「やってみよう!!」との返事が。
早速、いつもの歩行訓練にスタッフが計算問題を出題し答えてもらったり、しりとりをして頂きました。加えて、エアロバイクを漕ぎながらタブレットを使用したマルチタスクトレーニング等も行って頂きました。
はじめは、足が止まってしまったり、言葉が詰ってしまったりということもありましたが、継続することで徐々に課題を遂行しながらも体を動かせられるようになり、現在では歩行時の障害物回避もでき、他スタッフとも会話しながら周囲への注意も向けられるようになっております。本人様も「前より余裕をもって歩けるようになったし、ちょっと自信も付いてきたよ」とおっしゃっていました。
今回紹介させて頂いたマルチタスクトレーニングは皆さんの脳の若返りを図り、更なる生活改善に向け取り組んでいただけるプログラムとなっております。是非一度、体験してみませんか。いつでもお気軽にお声掛けください。
では、次回の北宇和島ブログもお楽しみに!