実績報告
  • ケアプラス道後持田 リハビリ便り 手すり把持 道後持田だより 2016年03月28日

    自宅周辺の土手にも菜の花が咲き、桜も芽吹き始め春到来といった感じですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、ケアプラス道後持田 柔道整復師の松居です。

     

    今回は、『立ち上がりの際、手すりをしっかり握れるようになりたい』というニーズがあった利用者様についてご紹介させて頂きます。

     

    利用当初、握力は両側共に12㎏であり、軽い物であれば握り・粗大操作ができましたが、『手すりを持って立ち上がる』等の強い握りなどは困難を要しました。

    また、アクティビティ時に折り紙を切る・貼るなどの巧緻動作もなかなか上手くできず、それでも他の利用者様と一緒にアクティビティに取り組まれている様子が見受けられました。

     

    今回、①立ち上がり動作時の上肢支持力向上、②アクティビティをもっと楽しんで取り組んで頂く、事を目標に実際場面(他者との貼り絵・折り紙)を活用し、把持動作向上に取り組みました。

    写真1 写真2

    アクティビティを作業訓練として取り入れ、両側の巧緻性向上・握り動作改善に取り組みました。

    単なるリハ室での訓練ではなく、実際のアクティビティ場面を活用し、楽しく訓練に取り組んで頂きました。「今回のリハビリどうでしたか?」と尋ねると、『楽しくできました』との返答も得られました。

    写真3

    数ヶ月後、アクティビティでは補助無く貼り絵ができるまでに巧緻動作が改善しました。握力も両側約10㎏、手指動作でも指折り・力強い対向つまみができるようになりました。これらの変化はADLにも反映しており、手すりをしっかり把持し、握りを臨機応変に変化させる事もできております。

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    手すりをしっかりと握ることで立位も安定し、「少しだけこのまま歩いてみたい」と言われており、『立ち上がって“歩く”』という次のステップの意欲向上にも繋げる事ができております。

    ケアプラス道後持田では、「きつい」・「しんどい」のリハビリテーションではなく、より楽しんで気が付けば良くなったという様なリハビリテーションを提案していきます。

    是非一度、ケアプラス道後持田へお越し下さい。心よりお待ちしております。