実績報告
  • ケアプラス道後持田 リハビリ便り マルチタスクトレーニング 道後持田だより リハビリNEWS 2016年03月08日

    寒さも衰え、日増しに暖かさを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

    ケアプラス道後持田 作業療法士の高橋がご紹介致します。

     

    今回はマルチタスクトレーニングを行い、春の陽気を肌で感じる事のできる“散歩”を再開された方をご紹介致します。

    散歩コースの環境は、①家の前の車通りの少ない安全な道、②往復大体1時間、③手すりの無い傾斜があるという場所です。

    ③に対して、歩行時に心身機能的な余裕とそれに伴う歩行時の注意力が必要となります。

    既存の運動プログラムの中にマルチタスクトレーニングの要素を複合し、より効果的な機能訓練の提供を実施しました。

    始めはもの珍しい様子でマルチタスクトレーニングを実施されておりました。

    写真1

    その後マルチタスクトレーニングにより注意力の評価結果は3分28秒25(11月測定)⇒2分47秒(12月測定)と徐々に改善傾向を示しました。

    その結果、注意力変化に伴い、傾斜での杖歩行の安全・安定性向上も図ることができ散歩を再開する事ができました。

    写真2

    本人様も散歩を再会できた事を非常に喜ばれている様子でした。

    「次は2時間くらい散歩できるようにしたい。」と今でも前向きに機能訓練を実施して頂いております。

    今後もデイ内だけではなく、在宅での生活の質(QOL)も考え、機能訓練一同より良い機能訓練の提供を実施して参ります。是非一度ケアプラス道後持田へお越し下さい。