こんにちは。ケアプラス大洲、作業療法士の神野です。
12月に入り、一段と気温が下がり寒い日が続いてきましたね。利用者様とお話しをさせて頂いている中で、今年の冬至は12月22日頃とのこと。冬至と言えば、「柚子湯」「かぼちゃ」などが印象的ですよね。これらを行うことにより、風邪予防や運を強めると言われています。今年も実践し、この冬を乗り切っていきましょう。
さて、今年も残す所半月となりました。ケアプラス大洲ではこの寒さに負けず、皆様リハビリに取り組まれています。その中でも今回は、体操・運動が大好きなM様をご紹介させて頂きます。
M様は幼少のころから体を動かすことがお好きで、ご自宅で独自の体操を毎日行っているそうです。その様子がこちら!
両足をそろえて左右上下方向へ20回程度動かしているとのこと!すごいですね!!
その為、足腰もしっかりしておられ、現在でも近くのスーパーまで自転車で買い物に行っているとのことでした。そして、ケアプラスのリハビリで一番楽しみにしていることが、このマルチタスク体操だそうです。
①リズム体操
立位で足踏みをしながら1~30まで回数を数え、3の倍数の際に手を叩くというものです。その様子がこちら。
頭と体を同時に使いながら行う複雑な体操になります。初めの頃は足踏みが止まり、リズム良く手を叩くことが困難でしたが、現在では足踏みを止めることなくスムーズに行うことができています。またM様からは「毎日家で練習しよるんよ。」「今日も叩くやつやってよ。」と言った意欲的な声も頂いております。
②計算
しっかりと足を上げて歩きながら計算を行うというものです。
M様は計算が得意でしたが、初めの頃は考えているうちに足が止まってしまうということがありました。しかし、現在では立ち止まることなく10問、足し算・引き算・掛け算と見事に正解しています。
またM様は他にもエアロバイクに乗りながらもマルチタスク体操を行っています。
画面上に次々と流れる文字の色を言いながら自転車を漕いでいくというものです。
マルチタスク開始当初はトレイルメイキングテストでも1分23秒49を要していましたが、3ヶ月経った現在では1分4秒02と時間短縮が認められています。
M様自身、このような体操に対し、「これは本当に頭に効いていいのよ。」「もっと頭の体操がしたい」とのお声を頂いております。また、M様は学習療法にも取り組まれており、生活面でも躓くことが減ったとおっしゃられておりました。
このようにマルチタスクトレーニングというのは、脳を活性化させ、認知機能、記憶力、注意力、判断力を改善し転倒予防や認知症予防を図ることができる可能性を秘めております。
ケアプラス大洲では皆様の心頭体に働きかけるサービスを準備してお待ちしております。是非一度、体験下さい。