実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り 膝の状態による段階的リハビリ 大洲だより 2015年12月07日

    こんにちは、ケアプラス大洲 理学療法士の三瀬です。

    今年も残り1ヶ月をきり、寒さも身に染みる季節となってきました。皆様におかれましても体調管理には気をつけて頂きたいと思います。

     

    今回ご紹介させて頂く利用者様は以前のブログでも報告させて頂いた利用者様になります。その後の状態がどのようになったのか、引き続き皆様に報告させて頂ければと思います。

     

    まずは右膝がリハビリでどの程度伸びる様になっているかの写真です。

    写真1 写真2 写真3

    上から8月末、9月末、12月上旬になりますが、徐々に伸びる様になっております。

     

    続いて立位の姿勢です。

    写真4 写真5

    上が8月末、下が12月上旬です。リハビリ開始時は足台を使って膝に負担がかからない様にしてなんとか立てていましたが、12月現在では楽に立位姿勢が取れるようになっています。それによりトイレで楽に立てるようになったと言われるようになっています。

     

    また利用者様がご家庭で歩行を行う場合、まずご家族による手引き歩行と考えました。ただ現時点で手引き歩行練習をすることは不安が残るため、まずは歩行器を用いた歩行練習をはじめました。利用者様も平行棒の時より楽に歩けると言われています。

    写真6

     

    ちなみにこのような実験をしてみました。体重61kgの三瀬が立ち方でどれだけ体重が変わるか?

    写真7

    まっすぐ立つ。61kg。

    写真8

    後ろにもたれて手で引っ張る。70kg。

    写真9

    歩行器にもたれる。43kg。

    シルバーカーや歩行器など前にもたれるものがあると足への負担は減る結果でした。このような結果からも膝への負担軽減を図りながら段階的練習を行っております。

     

    ケアプラス大洲では自宅環境やその方の身体機能状態を配慮して、その段階に応じたリハビリ内容を提供させて頂いております。これからも利用者様の生活の質改善が図れるようスタッフ一同、支援させて頂きたいと思っております。