日本列島でも除々に積雪が始まり、11月26日は「いいふろの日」と制定されているくらいお風呂が恋しい季節が始まりました。今年も残すところ一ヶ月程度です。体調には気を付けてより良い一年の締め括りをしましょう。
今回はケアプラス道後持田 作業療法士の高橋が車椅子から便座への移乗について頑張っておられる利用者様についてご紹介させて頂きます。
この利用者様は毎回笑顔を絶やさず率先して機能訓練に参加されており、我々に『やらされリハビリテーション』より『やる(自ら目標を持って)リハビリテーション』がより効果的だという事を関わりを通じて教えて頂いている利用者様でもあります。
初期評価では車椅子から便座への移乗の際、臀部の方向転換が一番の難関となっていましたので、まずは立位時に後方にあった重心をつま先に持っていく練習を反復して行いました。
ビフォー(後方重心の様子)
アフター(立位時に臀部を引き上げ前方へ重心移動する練習)
この練習を約5ヶ月間実施し、自力で重心を前方移動する事ができるようになりました。
次に応用編です。この方のニーズは「車椅子から便座への移乗動作」です。模擬動作では実際場面を踏まえて提供していたため、口頭指導のみで以下のようにできるようになっていました。
リハビリテーションの結果、動作効率の向上と介助負担軽減を図る事が出来ました。ご本人も動作がスムースになった事を実感され、今回の「できた」という成功体験が「平行棒内を歩けるようになりたい。」という更なる高い目標設定に繋がっております。また今回の関わりが在宅へと応用でき、夫婦生活がより楽しいものへとなるようにと願っております。
私達は、在宅生活を楽しく営めるよう利用者様とその家族の事を考え、リハビリテーションを提供するように取り組んでおります。ちょっとした真剣な取り組みが皆様のお役に立てれば光栄です。
是非一度、ケアプラス道後持田へお越し下さい。私達がより良い提案とリハビリテーションの提供を致します。