立冬から2週間、二十四節季でいえば『小雪』。北国では雪の便りも聞かれ、木々の紅葉も一段と進み、送迎車からの景色の変化もご利用者様との話題の一つになることが多くなりました
インフルエンザの流行の話題がTVニュースにも上がるようになりましたが、皆様体調お変わりなくお過ごしでしょうか?
さて、今回はリハビリに熱心に取り組まれるO様についてご紹介いたします。
先日O様より、「○日は用事があるから休むで。替わりに日曜日に来るけんな」と振替をご希望のお話。
「畏まりました。日曜日はリハビリもゆっくりできますからね」と快くお受けしました。
さて、日曜日当日。
O様はいつものようにリハビリに取り組まれておりましたが、いつもと違い何着かの衣類を持参されておりました。
「どうされたんですか?」とお話を伺うと「服の着方を教えてもらおうと思うて」「普段は人も多いけん日曜日ならゆっくり教えてもらえるやろ」とのお答え。
なるほど。衣類を数枚持参された理由に思わず納得。
いつも活動的に過ごされるO様。
「これが出来るようになったら、次はあれをやりたい」とリハビリに対しても意欲満々ですが、脳梗塞の後遺症により衣服の着脱がどうしても上手く出来ず苦労されていたそうです。
午後の落ち着いた時間にリハスタッフから丁寧に衣類の着脱のアドバイスを受けリハビリに取り組まれていました。
O様は「今日は来て良かったわ。一人でうまいこと出来んかったんよ」と笑顔。
その後は私もゆっくりお話を伺いながら、お役に立てたことを大変嬉しく思いました。
日曜デイは平日と違い、ご利用者様も少人数になりますがその分職員や他ご利用者様同士の交流も親密になります。
平日にはないイベントやレクリエーションなど楽しみ方も色々ですので、リハビリにゆっくり時間が取れるからと、日曜日を選んでご利用される方や、「日曜日のデイが好き」とおっしゃっていただくご利用者様もおられます。
が、今回はO様に新たな日曜日の活用法を教えていただきました。
もちろん日曜日に限らずご質問等ありましたらご遠慮なくスタッフにお声かけ下さい。それぞれの専門職からお一人お一人の状態に合わせたアドバイスをさせていただきます。
今年もあと一月と少しになりました。これからは気温も下がり、風邪やインフルエンザも流行り始める季節です。また寒さゆえに炬燵に入ると動きたくなくなるのもこの季節。手洗い・うがいで体調管理に努め、『心』『頭 『体』のリハビリで毎日を元気に過ごしましょう。