実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り 歩行を学ぶ 大洲だより リハビリNEWS 2016年11月17日

    みなさま、こんにちは。ケアプラス大洲、理学療法士の若松です。

    11月もはやくも半分が過ぎようとしています。まだまだ、寒暖の差が激しいので体調には十分気を付けてください。

     

    今回は、「歩行の再学習」についてお話させていただこうと思います。

    「学習」というと、なんだか難しく感じるかと思いますが、私たち人間は産まれた後、色々なことを学び成長していきます。一言に学ぶと言っても知識的なことだけでなく、運動面においても「学ぶ」ことで色々な動作ができるようになります。

    「歩く」ということにポイントを置いてみると、私たちが歩くようになるのも、初めのうちは不安定で転んだりしながらどんなふうに立てばいいか、どんなふうに体重を移動させればいいか、どんなふうに足を前に出せば転ぶことなく歩けるのかという風に歩き方を「学習」しているのです。

    高齢者の方でも痛みや疾患などの理由でスムーズに歩くことが難しくなった場合でも、再度「学習」することでスムーズな効率のよい歩行を手に入れることができます。

    H様は最近すっかり外出の頻度も減り、歩く機会も減っておられます。それに伴い、少しずつ歩きにくさを実感されています。動かしにくい片足を引きずるように歩いてしまうため、もう片方の膝へ負担がかかり、痛みも生じてきました。

    そこで「歩行の再学習」を目指し、ケアプラス大洲一押しのトレッドミルでの歩行練習を開始することにしました!もちろん安全のためハーネスも装着します。

    トレッドミル歩行開始初日の様子です。

    トレッドミル上でもやはり右足を引きずるように歩いてしまい、このままでは左膝への負担は減りません。

    そこで、撮影した動画を実際にご自分でも見ていただき、リハビリスタッフからのアドバイスをさせていただきました。

    しっかりと右足が前に振り出せるようになっています。

    このようにトレッドミル上で正しい歩行を実際に行うことで、脳が動き方を「学び」、徐々に普段の歩行も改善されていくことが望めます。H様は実際にご自身の歩く様子の違いを動画で確認し、大変トレッドミル歩行を気に入っていただいております。今後も引き続き、このリハビリを実施して、持久力もつけていきたいとおっしゃっています。

    ケアプラス大洲では、よりご利用者様ひとりひとりに合わせたリハビリを実施するために、リハビリスタッフによる適切なリハビリプランの立案をさせて頂いております。体験利用の方も随時受け付けしておりますので、ご興味のある方はいつでもご連絡ください。心よりお待ちしております。