実績報告
  • ケアプラス宇和島 リハビリ便り リハビリテーション栄養~超回復って何?~ 宇和島だより 2016年09月21日

    皆さん、こんにちは。ケアプラス宇和島、理学療法士の宮本です。

    秋と言えば・・・何を思い浮かべますか?芸術の秋、読書の秋、睡眠の秋、スポーツの秋、紅葉の秋、行楽の秋などなど色々ありますよね。大事なものを忘れていました。『食欲の秋』です。秋刀魚、松茸、新米、銀杏、柿、梨、葡萄・・・栗、さつまいも(笑)

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    先日、祖父宅で毎年恒例、栗拾いの手伝い。時間があったので芋掘りもしました。今年も我が家は秋の味覚でいっぱいです。栗ご飯、焼き芋などなど頬っぺたが落ちそうです(笑)

     

    さて今日は『超回復』の話をさせて頂きます。『超回復』と言う言葉を聞いた事はありますか?『超回復』とは、筋力トレーニング後に48~72時間程度の休息をとることによって起こる現象で、休息の間に筋肉の総量がトレーニング前よりも増加することをいいます。この『超回復』には3つの要素が必要です。1 筋肉を疲労させる筋トレ、2 筋肉を回復させる休養、3 筋肉を修復させる栄養、です。今回は栄養を中心に話を進めていきます。

    筋肉を付けるために、最も重要な栄養素はタンパク質です。肉類(鶏ささみ、赤身など)や大豆食品(納豆、豆腐など)を食べ、タンパク質を多く摂取するようにします。タンパク質しか摂取せず糖質(炭水化物)が足りていないと、せっかく摂取したタンパク質が筋肉の材料として使われず、体を動かすエネルギーとして使われてしまいます。また、ビタミンを豊富に含んだ果物や野菜を食べると、疲労回復に役立ちます。

    トレーニング前に、タンパク質と糖質(炭水化物)をあらかじめ補給しておくことが大切です。といっても、摂取してすぐに運動するのは苦しいですし、体にもよくありません。トレーニングの1~2時間前にエネルギー補給しておくといいでしょう。トレーニング後すみやかに(30分以内に)栄養のある食事を食べるようにしてください。筋トレして傷ついた筋肉に栄養を届けることで、筋肉の修復を手伝い、筋肉量を増やすことに繋がります。

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    『超回復』のための休養・食事による栄養補給のコツはいかがだったでしょうか。トレーニングにばかり目が向きがちですが、筋力アップのために十分に休養して栄養バランスのいい食事を摂りましょう。季節の変わり目で体調を崩す方も多いこの時季は「体しっかり」リハビリし栄養で体力作りに努めましょう。