実績報告
  • ケアプラス道後持田 リハビリ便り 腰痛と歩行 道後持田だより 2015年10月26日

    皆様、いかがお過ごしでしょうか?

    最近、朝晩が日に日に寒くなり、そろそろ霜が降りそうな気候になってきました。

    暖房器具をもうそろそろといったところですが、私の家は暖房器具を置いておらず、運動や乾布摩擦をして体を温めております。皆様におかれましては、しっかりとした防寒対策をして体調を整えて下さいね。

     

    さて、今回はケアプラス道後持田 理学療法士の神崎が膝痛でお悩みの利用者様についてご紹介させて頂きます。

     

    この利用者様はお一人暮らしで、『スーパーまで自分で買い物に行きたい』という希望を持たれていますが、膝が痛いため外出するのが難しく、買い物は御家族様にお願いしています。また近くの病院へシルバーカーにて通院しているのですが、膝が痛くて一苦労とのことでした・・・。

    利用者様:「どのようにすれば膝が痛むことなく歩けますか?」

    そこで私なりに歩行評価を行ってみました。

    すると、膝の伸展動作が弱く、軽く膝を曲げた状態で歩行を行っていることに着目しました。それにより体重支持が骨の構築学的特徴を上手く使用できず、膝自体に直接体重負荷が掛っているのではないかと考えました。

     

    そのため、

    ①膝周囲筋の筋力強化

    ②キャスター付き歩行器にて重心を上方に挙げる歩行指導

    での歩行訓練を実施しました。

    写真1

    次に道路の軌跡評価も行いました。定期受診に行っている病院は100m前後に密集しています。

    しかしスーパーまでの距離はその倍以上・・・。

     

    そこでまずは、『膝の痛み無く病院へ通院できる』という目標を捧げ、リハビリを行ってきました。

    その結果、リハビリ効果も徐々に表れ、歩きやすくなったとのお言葉をいただいております。またケアプラス散歩コース(1周約30m)を8周(約240m)、歩かれるなど歩行距離延長も図れております。

    写真2 写真3 写真4

    最近では「通院時の膝の痛みが楽になってきた気がする」とのお言葉も頂いており、少しずつ変化が表れている様子です。今後は疼痛緩和も去ることながら、下肢筋力、持久力を向上させ、最終目標であるスーパーへの買い物や通院に繋げることができればと思います。

     

    このようにケアプラスでは実生活を踏まえた実用的リハを提供しております。そして利用者様に目標を掲げて頂き、生き甲斐ある生活を送って頂けるようお手伝いをさせて頂いております。

    是非一度、いらしてみませんか?スタッフ一同、心よりお待ちしております。