実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り リハビリ経過報告 大洲だより 2015年10月02日

    こんにちは!ケアプラス大洲の理学療法士、三瀬です。

    朝晩と涼しくなってきましたが、皆様におかれましては体調は崩されていないでしょうか。

    今回もまた、先月紹介させて頂いたご利用者様の経過報告について紹介させて頂ければと思います。これまでの概要として、週3回のリハビリを一ヶ月継続され、下肢の状態が良くなり、出来る動作が増えたという経緯であります。この1ヶ月でどのように変わっているのか、今後どんな目標をもってリハビリをしていくのかをご紹介させて頂きます。

     

    1.下肢機能の変化

    両膝ともに十分に伸びないため立位姿勢保持が難しい状態でしたので関節可動域訓練を実施して膝を伸ばしていきました。右膝が-40°から-30°に、左膝が-15°から0°にまで改善しました。膝の機能改善によって立位保持能力に良い影響がでていると考えられます。

    写真1

    8/24時点

    写真2

    9/29時点

     

    2.立位姿勢の変化

    先月までは立位保持が10秒程度で、右足の下に台を置く事で30秒程度の立位保持が可能な状態でした。現在では足台なしでの立位保持が30秒程度可能になりました。また先月ではできなかった支持物を掴んでの自力での立ち上がり動作、車椅子からトイレ・ベッドへの移乗動作が可能になりました。

    写真3

    8/24時点 

    写真4

    9/29時点

     

    3.今後のリハビリ計画

    立位能力の向上に伴って、歩行能力を獲得できる見込みが生じてきました。そこでご本人様と話し合いを行い、自宅環境を考慮した手すりを把持したつたい歩きをやってみよう(家の廊下に大部分に手すりがついている)、という事になりました。また並行して支持性の低い右足に体重をのせる荷重訓練(その場での足踏み)などは引き続き実施しております。今後は回復状況をみながら段階を経たリハビリプログラムを行い、手引き歩行やシルバーカー歩行等、段階的目標を設けながら進めて参ります。

    写真5

    9/29つたい歩き練習

     

    4.おわりに

    私達ケアプラスはご利用者様の要望も踏まえたリハビリメニューを提供しておりますが、一番の目的はリハビリ通して心・頭・体の健全を図り、生活意欲の向上に至れることだと考えています。利用者様が主役となり、在宅生活を快適に過ごして頂けるようサポートしていく、そんなサービスが提供できればと考えております。

    ケアプラス大洲では引き続き、体験利用を募集しております。快適生活を送るためにも私達と一緒にリハビリを行ってみませんか。スタッフ一同、お待ちしております。