実績報告
  • ケアプラス大洲 看護師便り ~栄養のお話~ 大洲だより 看護師だより 2025年10月22日

    皆様こんにちは。

    ケアプラス大洲、看護師の坪田です。

    朝晩少しずつ冷え込んできた季節、いかがお過ごしでしょうか。

    秋は食欲が増す時期ですが、冷え込みと共に活動量が低下し、食欲も落ちる方が多くなってきます。栄養不足により体内で熱を十分に作れず、血行が悪くなって冷えや寒さを感じやすくなる為、今回は積極的に取ると良い栄養素についてのお話をしていきたいと思います。

    栄養不足、特にビタミンB群、鉄分、タンパク質、ビタミンE、マグネシウム、葉酸などが不足すると冷えにつながりやすいと言われています。

    ■冷えにつながる主な栄養素とその働き

    1 タンパク質:体温を生み出す筋肉の材料となります。不足すると筋肉量が減り、熱を作り出す力が弱まります。

    2 鉄分:赤血球のヘモグロビンを構成し、全身に酸素を運ぶ役割があります。不足すると貧血になり、酸素不足で冷えや倦怠感を引き起こします。

    3 ビタミンB群:エネルギー代謝に不可欠で、寒さから身を守るために交感神経が働くと消費量が増えます。

    4 ビタミンE:末梢血管を拡張する作用があり、血行を促進して冷えを改善します。

    5 マグネシウム:筋肉や血管の収縮を調整する働きがあります。

    6 葉酸:体を温めたり、血管を柔らかく保ったりするのに役立ちます。

    ■栄養不足を防ぐための食事のポイント

    1 バランスの取れた食事:偏食を避け、様々な食品をバランス良く食べることが大切です。

    2 旬の食材を取り入れる:冬が旬の野菜(根菜類など)や魚介類を積極的に食べましょう。

    3 体を温める食材を活用する:生姜やスパイス、未精製の食材(黒糖、玄米など)、発酵食品味噌、納豆など)もおすすめです。

    4 血行を良くする食材を意識する:魚介類、ナッツ類、アボカド、オリーブ油なども有効です。

    これらを参考に、体も心も温かく健康的な生活ができるよう過ごしてみて下さいね。