皆様こんにちは。
ケアプラス大洲 機能訓練指導員の長谷部です。
季節の変わり目となり暖かい日が増えてきました。気温が上がると身体も動かしやすくなり、体操や運動習慣を身につけるには適した時期となっています。
ケアプラスではシンオールタイムリハビリといって、デイ活用時間・自宅での運動もすべてがリハビリに繋がるという取り組みを行っています。
今回は私たちが日々のリハビリに加え、ご自宅リハビリパックで空き時間でのリハビリを実践して頂き、着替え動作に制限が見られていたご利用者様に改善が見られたケースをご紹介していきたいと思います。
今回紹介するご利用者様は手指の筋力の低下と巧緻動作時の手の震えにより、ファスナーの上げ下げ動作に制限が見られていました。そこで新ご自宅リハビリパックから自主訓練用の道具と動作改善を目的としたリハビリを行いました。
まずは、ご自宅での自主訓練用として、ファスナーを模した道具をお渡しし自宅でも継続して自主訓練を行って頂きました。
次に手指の細やかな動きを改善できるように両手でタオルの端をつまみ、それを手で手繰り寄せるように動かして頂く事で手の動きを改善しました。
次は肩の可動域を改善できるように同じくタオルを使用し、座った状態でタオルの端をつまんで頂きます。そこから肘を伸ばした状態で頭の上までタオルを上げ、ゆっくりと元の位置に戻す動作を繰り返し行って頂きます。
最後に手指の筋力向上を目的とし、つまみ動作が安定して行えるようにメディシンボールを用い、手で左右交互にボールを移動させて握る動作を繰り返すことで機能改善を図りました。
上記の訓練を継続して行ったことで訓練前では行うことができなかったファスナーの上げ下げ動作ができるようになり着替え動作時の安定性が向上しました。また、手指の筋力も向上したことで日常の生活動作にも改善が見られています。
ご利用者様の機能向上に繋がるように今後も運動プログラムをご提案していきますので、お気軽に悩みを相談して頂ければと思います。
これからも安全安楽な動作獲得の為、一緒にリハビリを頑張っていきましょう。