実績報告
  • ケアプラス道後持田 看護師便り ~サプリメントに頼り過ぎない~ 道後持田だより 看護師だより 2024年09月11日

    9月に入ってもなお「秋<夏」の毎日ですね。

    1年がもう「寒い」か「暑い」の2シーズンで構成されてきたような気がするのは私だけでしょうか・・・。

    暦の上ではこの時期まさに「天高く馬肥ゆる秋」

    秋の食材が登場し始めて食欲も出てくる頃なんでしょうが、こう暑いとそうもいきませんね。

    食事が思うように摂れず、サプリメントで補う方もチラホラ見受けられますが、頼り過ぎてしまうとそれなりの危険性もありますので、

    今回はそのことについてお話をしようと思います。

    サプリメントには、成分を濃縮していたり、医薬品の成分を含んでいるものも、多くあります。効果を期待して摂り過ぎたりすると、危険性も増します。

    服用中のお薬がある方は、それらの相互作用によって思わぬ健康被害が発生することもありえますので、体に不調を感じたら、すぐに、かかりつけの医師にご相談して下さい。
    そして、医師に、「健康食品」やサプリメントを摂っていることをきちんと伝えましょう。

     

    「健康食品」には、法律上の定義がないそうです。
    一般的に、通常の食品よりも「健康によい」「健康に効果がある」「健康の保持増進に役立つ」などの表現で、販売されているものを指すそうです。

    ただし、健康食品やサプリメントが、実際に「健康によい」「健康に効果がある」「健康の保持増進に役立つ」かどうか、科学的根拠があるかどうかは、必ずしも十分ではないことが多く、健康食品やサプリメントは、薬の代わりにはなりません。
    それから、「食品だから安心」「天然成分だから安全」は誤解で、天然成分由来の健康食品でも、アレルギー症状や医薬品との相互作用を起こすものがあります。

    特に、病人、子ども、妊産婦、高齢者、アレルギー体質のある方などは、注意が必要となりますので、服用している健康食品やサプリメントがある方は、一度かかりつけの医師にお伝えしてみると良いかもしれませんね。

    ○○製薬会社の紅麴関連製品問題のような事例もあることを考えれば、出来る限り三度の食事をきちんとバランスよく食べられるように、適度な運動を取り入れ、毎日の生活のリズムを整えていきましょう。