実績報告
  • ケアプラス道後持田 リハビリ便り 前傾姿勢から立ち上がり動作に繋げて 道後持田だより 2024年05月03日

    ケアプラスデイサービスセンター道後持田 作業療法士の平岡です。

     

    段々と暖かくなり陽だまりが気持ち良い季節になりましたね!皆様いかがお過ごしでしょうか?

    冬の間は寒くてなかなか運動する気にならなかったと思いますが、春になり少しずつ暖かくなってきたと思えばもう昼の日差しで汗ばむことも。季節の移り変わりの早さを感じます。

    皆様も、是非活動しやすくなったこの時期に合わせて身体を動かして健康的な身体作りを目指していただければと思います。

     

     

    さて、それではこの度は立ち上がり動作訓練に取り組んでおられる方をご紹介致します。

     

    まず、皆様普段より椅子に座って日中過ごされる時間が長いかと思います。

    座位姿勢においては、

     

    ・深く腰掛けた状態で、膝を90度に曲げ足を床にしっかりつける。

    ・椅子の背にもたれず背筋をまっすぐ伸ばす。

     

    が良い姿勢とされますが、どうしても椅子の背にもたれ楽な姿勢をとってしまうことが多いかと思います。

    このように椅子の背にもたれている状態では、重心が後方に位置するため立ち上がるのに苦労してしまいます。

     

     

    この度ご紹介する方も、筋緊張が高く身体が反りがちであったため立ち上がることが難しい状態でした。

    そのため、筋緊張を軽減し身体を曲げやすくするとともに、膝を曲げ足底を接地することで重心を前方へ移動しやすくなるよう取り組んでいただいております。

     

     

     

     

     

    このように訓練することで、身体が前傾し前方へ重心移動しやすくなりますので、立ち上がりやすい姿勢をとることができます。実際、姿勢が整うことで立ち上がり時の負担が変わってきます。

     

     

     

    椅子から立ち上がりにくいという方は多いかと思います。

    ただ、そのような場合でも、立ち上がりやすい姿勢をとるか否かで、その苦労の度合いが変わってきます。

    そのため、まずは身体を動かす機会を増やしていき安定した姿勢がとれるよう頑張っていただければと思います。

     

     

    ケアプラスでは、様々な運動メニューをご用意しておりますので、運動を始めようにもどうすればよいかわからない、そのようなお悩みがありましたら是非ご相談ください。

    ケアプラスでは施設見学や体験利用についても承っております。