みなさんこんにちは!看護師の細谷です。
毎日、蝉が賑やかですね。
天気予報を見ては、体温と変わらないような気温にうんざりする日々・・・。今の時期、
爽やかで気持ちがいいのは洗濯物を干しているときに感じる朝日だけで、また夏の良いところは洗濯物が早く乾くことだけだと思っている私です。
さて今回のテーマは、「脱水症状について」です。
まずは定義から♪
脱水症とは、身体の中の体液が減ってしまっている状態を指します。それに対し、熱中症とは暑い環境下で起こる身体の健康障害の総称です。
高齢者は身体の水分量が少ないこともあって脱水症になりやすく、本人の気づかないうちに進行している「かくれ脱水」もあります。周りにいる人が気にしてあげることも大切ですね。チェック項目を以下にお伝えしますので参考にしてみてくださいね。
・血圧が低くなる。
・手足が冷たい。
・ぼーっとしている。
・めまい、立ちくらみがする。
・皮膚や脇の下が渇いている。
・尿量が少なく色が濃い。また喉の渇きを感じる。
・下痢や嘔吐がみられた。
・発熱(37.0℃以上)が1日以上続いている。
・いつもより汗を多くかいている。
・食欲不振、食事量が十分ではない。
・暑い場所に長時間いた。
等です。1つでもチェックがついたら、脱水のリスクが高くなるため注意ですよ!脱水は静かに進行します。早め早めの対処が重要です。水分と塩分を補給させてあげましょう。
ちなみに・・・熱中症の症状は、めまい、頭痛、吐き気、痙攣、意識障害などです。熱中症を予防する為には我慢せずエアコンを使う(設定温度は28度程度が良いです)、涼しい服装をする、喉が渇く前にこまめに水分・塩分の補給をすることが大事になります。
続いて水分摂取の効果的な方法についてのお話です。
高齢者の効果的な水分補給法としては1日の水分摂取量1500mlを目安とし、水以外にも料理や汁物でも補給することで1500ml以上の水分摂取が可能になります。水分のとり方としてはコップ1杯程度(200ml程度)を1日6~8回くらいに分けて飲むといいですよ。トイレ回数を気にして控える方もいらっしゃいますが、症状が起こらないように水分摂取!してくださいね♪
さて今月の写真は園芸療法の収穫の1コマです。ご利用者様はいい表情をされていました!!