皆様こんにちは、三津の看護師です。
先日は過去最大とも言える線状降水帯に見舞われ、冠水等で被害にあわれた方もいるのではないでしょうか?
それとは打って変わって急に気温が上がり、松山市で35℃と熱中症警戒アラートが発表されております。
ニュースでも毎日熱中症というワードを聞かない日はないですね。
こういった気温の変化に体調を崩しやすくなる方もこれから多くなってきます。
今回は「夏風邪」についてお話したいと思います。
夏風邪もウイルス感染にて発症されるといわれており、この暑い中温度調節が上手にいかず食欲低下、脱水にて抵抗力も低下し感染しやすくなります。
基本冬の乾燥時期に流行るウイルスとは別に夏の環境にて発症するウイルスもいるのです。
その代表としてエンテロウイルス、アデノウイルスが有名です。
主症状も通常の症状、発熱、咽頭痛に加え下痢、腹痛も伴うのが特徴的です。
下痢を伴う風邪にて下痢止めを飲みがちなのですが、腸内のウイルスを身体から排出しているのでなるべくは内服せず様子みたほうが良いそうです。
ただし重度の下痢、行動の都合上は内服したほうが良い場合もありますので注意が必要です。
また下痢をすると水分が抜けるので脱水になりやすい状況になります。水分もこまめに取ることをお勧めします。
夏風邪防止の為に食事も気にかけてみてください。
・気温が高いと冷房にあたり身体も冷え切ってますので、温かい食べ物を摂るようにしましょう。
・食欲低下に伴い、簡単なもので済ませる事が多くなってくると思いますが、なるべくバランスを考えビタミンの豊富な野菜を摂るようにしましょう。
・暑いと冷たい飲み物を多く摂ってしまいがちですが、胃腸の働きを悪くする恐れがありますので、常温、温かい飲み物も取ることをお勧めします。
・とにかく水分摂取には十分に注意し脱水症状の予防に努めましょう。
・涼しい場所で過ごすことは悪いことではないのですが、汗も適度にかくことで体温調節も問題なく行え熱中症予防にも繋がります。
・冷房で冷えた身体はぬるめのお湯に十分に浸かり身体の温めましょう。入浴後は必ず水分補給を行いましょう。
これから夏本番となります。
異常気象に負けず元気で過ごして頂けること願っております。