「梅は〜咲いたか〜桜はまだかいな」
皆様こんにちは。ケアプラス今治の看護師川下です。
ひと雨ひと雨過ぎるにつれて段々と暖かくなり桜の開花が待ち遠しくなっていることと思います。残念ながらこのブログを作成している段階では今治の桜は二分咲きといったところでしょうか。
待ち遠しいですが、このブログがお手元に届く頃には桜は満開となって皆様の目を楽しませていることと存じ、私もその光景を思い浮かべ日々楽しみにしております。
さて、桜といえば皆さんお花見には行かれましたでしょうか?
花見といえば皆で集まってワイワイとおしゃべりもつきませんが、お酒を嗜まれる方にとってはやはり花より団子よりアルコールといったところでしょう。
桜の下で飲むお酒はまた別格。風流で最高ですよね。
そんな楽しいお酒ですが、飲む際に気を付けていただきたい点がございます。
お酒を飲んだ翌朝、喉が渇くというのを経験した方は多いでしょう。アルコールには利尿作用に加え、アルコールの分解過程で発生した毒素を中和、排泄するためにも体内の水分が使われます。さらに、呼気に含まれるアルコールにより、呼吸のたびにのどや鼻の粘膜から蒸発する水分量が多くなります。
またアルコール摂取した直後は、呼吸回数が増え気管から失われる水分量が多くなります。血流が活発になると汗の量も増えます。こうして体の中の水が大量に失われ、脱水が進みます。
脱水状態がある程度進むと、急激に進んだ脱水状態から体を守るために、血管が一気に収縮し、血流を制限するようになり、細胞が水不足による機能低下を起こします。
こうしたアルコールによる脱水は、多くの水を含む脳にも及ぼします。アルコールを飲んだ翌日の不快な症状は、おもに体内に残った分解しきれていないアセトアルデヒドによるものですが、いつまでも残り、割れるような頭痛は、実は脳細胞の脱水によるものです。
アルコール依存症の患者さんは、脳に委縮がおこることが知られていますが、これを繰り返してついには戻らなくなってしまった脱水の結果です。
いかがですか?
ストレス解消やコミュニケーションに一役買うことの出来る楽しいお酒ですが、飲み過ぎたり吞まれたりしていては健康被害を引き起こします。いつまでも楽しく飲むために、飲み過ぎないことを前提に、飲む前後に充分な水を飲むことをおすすめします。