こんにちは。ケアプラス宇和島 看護師田村です。
空気が乾燥する季節になりました。これから風邪やインフルエンザなどの感染症。コロナ対策も勿論です!
他にも、手荒れ・肌荒れのスキントラブルなど、特に女性は気になりますね。体表面の乾燥も気になりますが、冬は体内も乾燥状態(脱水)になりやすいと言われる時期です。体内の水分は、皮膚や粘膜、呼気を通して蒸発していきます。冬は夏に比べて発汗こそ減るものの、空気の乾燥によって、体内からの水分蒸発が多く起こると言われています。気温が低くなると喉の渇きを感じにくくなり、夏ほど水分摂取も進まないため、知らず知らずのうちに脱水状態になる事もあります。
冬場に多く起こる「ヒートショック」が知られていますが、脱水で血液がドロドロであると「心筋梗塞」などを発症するリスクが高まります。湯温はぬるめで、40℃を超えると体表面の保護成分である取り除かれてしまいますし「ヒートショック」の予防にもなります。
これからの時期も夏場と同様にこまめな水分摂取が必要です。体内の水分量を維持する事で脱水と気道粘膜の乾燥を防げます。就寝前・起床時などにもコップ一杯程度の水分を摂るようにしましょう。
感染症が流行するこれからの時期は食欲が落ちたり、激しい下痢や嘔吐で脱水になる事もあります。効果的に、電解質を含む経口補水液を利用しても良いでしょう。
次に「加湿」も大事ですね。インフルエンザ対策としては湿度50~60%が理想と言われています。ケアプラス宇和島でも恒例となっている、バケツの中にお湯を入れた状態でのお湯張り。手すりに掛けたバスタオル。加湿器設置。
「こんな風にしてみたよ」という事があればご一報下さい。お待ちしています。
潤いを上手に取り入れて、冬本番を元気に乗り切りましょう。
次回もよろしくお願いいたします<(_ _)>