実績報告
  • ケアプラス道後持田 看護師便り~熱中症とコロナの夏~ 道後持田だより 看護師だより 2022年08月03日

    皆さまこんにちは。道後持田の看護師です。

     

    毎日暑いです!暑過ぎます!そして今年もコロナ禍の夏ですね。マスクも未だ必需品で、なかなか外す機会がありません。愛媛県も連日1000人越えの感染者となっており、いつになったら落ち着くのかと不安も募る事と思います。コロナ株も様変わりし、新種の株が流行りの繰り返しですね…。

     

    しかしながら、異常な暑さにコロナに加え熱中症にも注意が必要となってきます。令和3年4月より熱中症防止のため、熱中症警戒アラートが開始となり、テレビでも注意の呼びかけが観られるようになりました。熱中症って容易く耳にする言葉ですが、熱中症とは何か簡単に説明したいと思います。

     

    高温多湿の環境で長く過ごしていると体内に熱がこもりこの状態を熱中症と呼びます。屋外での作業、激しい運動にて症状が出やすくなり、また高齢者の方は身体を動かさなくても元々体内の水分が少ない事から熱中症になりやすい状態にあります。初めはめまい、立ちくらみなどを起こしますが放置しておくと頭痛、怠さ、集中力の低下などを来し重度になると痙攣や意識障害、最悪の場合死に至る事もある恐ろしい病気です。

    適切にエアコンを使い適温な環境で過ごしましょうと言っても、高齢者の方はエアコンを使うと節々が痛む等の理由で敬遠しがちです。昔なら、自然の風で充分過ごせたのでしょうけど、ここ近年異常気象が続いているため、エアコンを使っての室温管理が必要となってます。

     

    実は、熱中症って屋内で起こる事が多いと言われており、高温多湿の部屋で過ごしていたり喉の渇きを感じない、トイレの回数が増えるという理由から、水分補給も行えていなかったりします。普段から、喉の渇きを感じなくても少しずつ定期的に水分を摂りましょう。身体を動かした時は休息も取り入れながら、身体に負担がかからないようにしましょう。

    熱中症かな?脱水かな?と感じたら無理せず涼しい所へ移動し安静にし身体(首元、脇の下、太ももの付け根)冷やすこと、水分補給を行ってください。軽度なら自身で対応できますが、意識が朦朧とする、痙攣する、口から水分補給が困難等の重度の症状が出る場合は病院受診が必要になります。適切に処置を受けて下さい。

     

    先ほどもお話ししましたが熱中症を放置しておくと、後遺症を合併したり、死に至るケースもあります。今年の夏も充分に注意が必要となります。コロナ禍で、マスクによる息苦しさもありますが、充分に人との距離が保てる場所へ行きマスクを外す事も大切だと思います。

     

    異常気象、コロナ禍重ねてしんどい季節となっておりますが、日頃から対策を行ない熱中症にならない身体を作りましょう。

    (環境省より引用)