皆さまこんにちは。ケアプラス宇和島 看護師田村です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますが、少しずつ春が近づいてきていますね。如何お過ごしでしょうか?
日中の暖かい陽気に誘われて、お散歩に出掛けるのも気持ちが良い季節となりました。
さて、皆さん「口腔ケア」って言葉を耳にしたことはあると思います。
口腔ケア(歯磨きやうがい)を通して口の中をきれいに保つことは、健康的な日常生活を送るためには不可欠といわれています。口の中をきれいにすることは、感染症予防にも効果的です。時期的に、インフルエンザやコロナウイルス菌に対しても阻止してくれるのでは?と思います。
先ずは、食事前の嚥下体操を行って、舌、唇、頬や口の周りの筋肉を鍛える運動をしましょう。 唾液の分泌が少なくなってしまうことが原因で、誤嚥の原因にもなります。食べる事や飲み込むことがしにくくなります。
「首のストレッチ」「肩の体操」「口の体操」「頬の体操」「舌の体操」
お食事前には必ず皆さまと口腔体操を実施しています。勿論マスク着用のままです。
口腔体操後には美味しいお食事が待っていますよ(^o^)
口を通して栄養がしっかりと摂取され、低栄養状態や脱水症を防ぎ、体力回復はもちろん意欲の向上にもつながりますね。
皆さまは食事を美味しく食べていますか?
ほとんどの方が口の中をすすいでから歯磨きをされます。とても良い事ですね。
「ゴシゴシ、くちゅくちゅ すっきりしましたね(^o^)」
「楽しそうですね(^o^)」
口腔ケアによって口と舌の動きが向上してくると、話すときの発音が良くなり、他の人との意思疎通も円滑に進みます。また、口内環境が改善される事で、口臭を減らせるというのも大きなメリットですね。
口腔ケアがもたらす効果のひとつとして「認知症予防」です。「何でも噛める」高齢者と「あまり噛めない」高齢者と比べると、認知症の発症リスクには約1.5倍違いがあるそうです。
ということで皆さまもしっかり口腔ケアをして参りましょう。
では今月はこの辺で失礼いたします。
また来月にお会いしましょう。