実績報告
  • ケアプラス垣生 看護師便り~食欲の秋を迎えて~ 垣生だより 看護師だより 2020年09月25日

    皆さま こんにちは。ケアプラス垣生 看護師です。

    朝・晩ちょっと肌寒く感じる今日この頃、日が暮れるのも早くなってきましたね。今年も あと3ヶ月程…(ちょっと気が早いかも⁉️)

    …そんな9月ですが、ケアプラス垣生は7周年目を迎えることができました。

    ご利用者さま・ご家族さまはじめ携わっていただいた方々に感謝し、今後もスタッフ一同頑張って参りますので改めて宜しくお願いします。

    これは「ワレモコウ」と言うお花で、ご利用者さまのお庭に咲いてたのを持って来ていただきました。

    亡き母に捧げた哀悼歌で「吾亦紅」の歌がありますよね。ご存知でしょうか⁈

     

    さて今回は、「食欲の秋」についてのお話です。

    「食欲の秋」の由来については諸説あるそうですが、秋は旬の食材が多く「味覚の秋」という呼び方もありますよね。なぜ秋になると食欲がますのでしょうか⁉️

    食欲は、直接的には胃や腸などの消化管収縮による空腹感により起こりますが、実際には間脳の視床下部にある、摂食(空腹)中枢と満腹中枢に対する刺激により起こります。

    …刺激とは…

    血液中のブドウ糖と遊離脂肪酸(血液中の脂肪)のことで、食事をすると血糖が上昇し、満腹中枢にスイッチが入ります。逆に、エネルギーを消費すると血糖が低下するとともに遊離脂肪酸濃度が増加し、摂食(空腹)中枢のスイッチが入ります。

    ◼️セロトニンの分泌量が減る。

    …セロトニンは別名「幸せ  ホルモン」とも呼ばれる脳内ホルモンで、感情や精神面、睡眠や満腹感を与えて食欲を抑える働きがあり、大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質の一つです。秋になると日光を浴びる時間が短くなり、セロトニンの分泌が減り、食欲が増します。

    ◼️気温の低下による。

    …人は寒くなってくると、体内の脂肪を燃焼させて体温を保持しようとします。基礎代謝が上がれば、その分多くのエネルギーを消費してしまうので、本能的に冬を超えるための準備として体に栄養を与えるため食欲が増します。『食欲の秋』だからといって食欲のままにたべてしまわず、食物繊維を多く含む食品(野菜・海藻・きのこ類)やタンパク質(豆類など)・ビタミンB6(バナナなど)が豊富な食べ物を積極的に摂るようにしましょう。

    季節の変わり目ですから何かと体調を崩しやすい時期なので、ご自愛ください。

    それではまた次回に。ありがとうございました。