実績報告
  • ケアプラス宇和島 ~相談員便り~ 『認知症の基礎知識』 宇和島だより 相談員だより 2017年09月26日

    皆さま、こんにちは。ケアプラス宇和島相談員の清水です。

    暑さ寒さも彼岸までと言葉があるように日中の暑さも少しずつ和らいだ気候になり、朝、夕は寒さを感じる季節になりましたが、寒暖の差で体調を崩されていませんか?

    季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので十分にお気を付けてください。

    さて今回は、去る9月13日にケアプラス宇和島にて開催しました認知症講習会についてご紹介いたします。

    今回、講師として宇和島徳洲会病院 貞島総長をお招きし、認知症の基礎知識について講話していただきました。

     

     

    認知症と聞いて、まず思い浮かぶのが「もの忘れ」ですが、その「もの忘れ」にも種類があります。

    その中で、アルツハイマー型認知症による「もの忘れ」と、加齢による「もの忘れ」の違いを説明して頂きました。

    加齢による「もの忘れ」では、食事の献立が思い出せない、外出先で人と出会った事を忘れる。

    アルツハイマー型認知症の「もの忘れ」では、食事をした事を忘れる。外出した事自体を忘れる。

    といった症状の違いがあるそうです。 このような症状を見て認知症か、あるいはそうではないかといった判断を下す材料になるとの説明でした。 また認知症は、大まかに4型の種類に分類されています。

    1 アルツハイマー型認知症

    2 レビー小体型と認知症

    3 脳血管性認知症

    4 前頭側頭葉型認知症

    認知症の比率で分けるとアルツハイマー型認知症と診断されている方が多くいるそうです。

    次に対応について説明して頂きました。 家族やヘルパーさんなど、その人に関わる人が少しでもおかしなと感じたら受診して診察を受ける事が大事だそうです。

    そして、早い段階から治療を行う事により症状の進行を緩やかにする事が出来るとの事でした。

    最後に認知症の方への関わり方のお話しをして頂きました。

    認知症には4型の種類がある事から、認知症と一括りにするのではなく、それぞれの認知症の症状にあった対応をする事が非常に大切で、更には認知症と診断されても自尊心はもちろんある訳ですから、それぞれの人や環境に合わせて対応する必要があります。

    講習会の最後にはグループワークを行い、普段から疑問に思っている事などを話し合う中、様々な質問が飛び交い、普段とは違ったディスカッションを行うことができました。

    様々なケースが考えられる中、どのような場合でも、1人の職員だけが対応するのではなく、交代でいろいろなスタッフが携わり、対応する事が大切です。

    ケアプラスのスタッフは、どのスタッフもプロとして携わり、ご支援させていただきます。

    今回の講習が無駄とならないよう、気持ちを新たに業務に努め地域一番の介護サービスを提供してまいります。

    ケアプラスでは『頭』のリハビリとして学習療法を導入しております。

    「最近、少しもの忘れがあるな」と思われている方は、ぜひ認知症予防として取り組みましょう。