学習療法
老人性認知症で問題となるコミュニケーションと身辺の自立は、すべて大脳にある前頭前野という領域がコントロールしています。学習療法は、前頭前野の活性化を促し、認知症の改善を目指すための療法です。ケアプラスでは、脳科学研究によって認知症高齢者の前頭前野を改善できることが認められている学習療法、すなわち音読と計算の学習を取り入れています。
脳科学研究に基づいた学習療法で認知症の維持改善を目指しながら、
園芸療法、音楽療法といった機能回復プログラムを組み合わせ
「頭すっきり」を合言葉に脳機能の活性化を目指します。
老人性認知症で問題となるコミュニケーションと身辺の自立は、すべて大脳にある前頭前野という領域がコントロールしています。学習療法は、前頭前野の活性化を促し、認知症の改善を目指すための療法です。ケアプラスでは、脳科学研究によって認知症高齢者の前頭前野を改善できることが認められている学習療法、すなわち音読と計算の学習を取り入れています。
自然に触れることで人の心と体は癒されます。土や植物に触れることを心身の機能回復に活用するのが園芸療法です。ケアプラスでは、施設内に土と触れ合うスペースを設け、希望者には季節の花々を自分の手で育てていただきます。園芸という目的を持って体を動かし、道具を使うことで、心身の機能の維持や改善を促すことができます。
ケアプラスにはカラオケを楽しめるスペースを設けており、歌唱や演奏などを行う能動的音楽療法と、音楽を聴くなどの受動的音楽療法をリハビリメニューの中で実施しています。昔の音楽をみんなで楽しむ場を持つことで、記憶の奥底に埋もれていたものが呼びさまされ、自然と歌を口ずさむようになります。また、音楽を聴く時に感じる「楽しい」という感覚を通した共有体験を持つことで一体感が味わえます。
皆様こんにちは!
ケアプラス今治の相談員大澤です
夏の暑さもますます厳しさが増す中、涼しげな室内では今日も学習療法を一生懸命行われているご利用者様が沢山いらっしゃいます。
今回は、沢山のご利用者様の中でも、ひと際意欲のあるI様をご紹介させていただきます。
I様はケアプラス今治の学習療法チーム最年長で、約5年ケアプラス今治をご利用いただいております。
I様のルーティンは学習療法を始める前に「やるぞ!やるぞ!やるぞ!」と気合を入れガッツポーズをしてから始めます。
「読み書き」では、「誰よりも綺麗に書いて間違えない」
「計算」では「誰よりも早く正確に計算する」
「数字盤」では現在100マスを行われながらも「4分!」
といつも目標を掲げられて行われます。
もちろん、どれも力を抜かず最後まで集中して取り組んでいただき、
私たち学習療法を行う側にもパワーが溢れてきます。
そんなI様ですが、「最近眼が見えづらくなった。」とお話しされることがあり、
沢山悩まれておりましたが、今回勇気を出して治療をされる選択を行われました。
治療後は、元の状態に落ち着かれるまで、少し時間がかかるとのことでしたが、
学習中は全くそんなことを感じさせず、「今日もやるよ!」とこのブログを書かせていただいている日にも一生懸命頑張られております。
夏は暑い時期が続きますが、ケアプラス今治では涼しく快適にリハビリや学習療法を行えるような環境を整えております。
I様のようにやる気のみなぎっている方、学習療法に対して少しでも興味を持っていただけた方、I様のライバルになりたい方など、
学習療法に少しでも興味がありましたらお気軽にご連絡くださいね。
では、また次回の学習療法ブログでお会いしましょう!
皆さんこんにちは。
ケアプラス三津の西原です。
学習療法便りではお久し振りです♪
梅雨の時期になり、雨の日の外出が億劫に感じる時期になりましたね。
そんな季節にも関わらず、雨にも負けず元気にケアプラス三津へ来て頂いているご利用者様の方々。
今回紹介するT様も週5回以上、頑張って来所され学習療法にも意欲的に参加されております!
T様は仲の良い利用者様と談笑しつつもしっかりと文字を書かれており、書き損じがあった際は消しゴムを使って丁寧に書き直しされております。学習療法用に用意している専用の鉛筆も、日々の頑張りが積み重なりかなり長さが小さくなってきました。もうそろそろ鉛筆を新調する頃合いですね。これからも励めるようまた鉛筆にT様がお好きなサンリオキャラクターの装飾を施そうと思います♪
以前は体調が思わしくないからと学習療法を中止したいという日が時折ありました。しかし、「ガンバの為にも頑張る!」とより一層中止することなく取り組む日が増えてきました!
本日も100点満点の教材とガンバと笑顔がみられました(^^)
これからも学習療法に参加されている皆様が、意欲的に取り組んで頂けるよう実践士がサポート致します。
学習療法に興味がありましたら是非、お気軽にお申し付け下さいませ。
それでは次回のブログでまたお会いしましょう。
~今日よりプラスの明日へ~
皆様こんにちは。
ケアプラス道後持田の学習療法マスターです。
5月も後半になりました。そろそろ本格的な暑さを迎える体の準備をしていかないと・・・と思う今日この頃。
自分の疲れの原因は何なのかな?と考えた時に出てきた答えをやっつけていきましょうね。
今回は、ケアプラス道後持田で学習療法を昨年12月から始められたY様のお話をさせていただこうと思います。
学習療法開始以前、Y様は黙々と小さな紙パーツを切り取る作業で、余暇時間の大半を過ごされ、その他トイレへ立たれることが頻回に見られていました。
あまりにも長時間集中されていらっしゃるので「少し手を休めて休憩もして下さいね」と声を掛けさせて頂きながら、そのご様子を見させていただいておりました。
担当者会議があった際にご家族より「認知症が気に掛かるようになってきたんです・・」とのお話があり、介護度が上がったことを機に学習療法をお勧めすると
「試してみましょうか」という流れとなり、それから6か月・・・
開始当初より読み書きや計算の教材はスラスラと取り組まれ、細かい作業がお好きなだけあり、数字盤並べも「これは面白いね」と楽しまれていらっしゃいます。
そして、大事な会話コミュニケーションですが、Y様の田舎のお話を聞かせていただいた時に、当時の様々な出来事や環境を身振り手振りでお話してくださいました。
その頃のご近所の方のお名前まで憶えておいでたことには、私も少し驚きました。
最近では、黙々と行われていた細かい作業にも間隔を置かれ、徐々に他のご利用者と会話をされている姿が見られたり、トイレに立たれる回数も少なくなり、
全体的に何か一つの作業に偏ることなく過ごされる様になったのでは?という感じを受けます。
介護の現場での変化は、ケアに活かすための大切な情報のひとつでもあります。
小さな変化でも、情報共有することでご利用者への理解を深めることが出来たり、円滑なサポートに繋がったりします。
生活上の支援は、ご家族の介護負担軽減にも繋がることとして、今後も認知症に対する取り組みに尽力させていただこうと思います。
皆さん、こんにちは。ケアプラス宇和島学習療法ブログです。
寒い冬もそろそろ終わりが見えてきましたね。
2月も後半になり、春の訪れを感じる季節になりました。
ケアプラスでは心・頭・体の三本柱のリハビリを行っております。
本日は「頭」の頭すっきりで実施しております、学習療法のご様子をお伝えしたいと思います。
脳科学研究に基づいた学習療法で認知症の維持、改善を目指しながら「頭すっきり」をコンセプトに脳機能の活性化を目指しております。
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ただ計算問題を解き、文章を読むだけでなく、心うきうき楽しく学習療法を行い普段あまり交流のない方とのお話しの機会が増え、新しいお仲間が出来る事も多々あります。
体験利用時の学習療法も実施しておりますので、興味のある方は一度ご連絡ください。
お待ちしております。
皆様、あけましておめでとうございます。
ケアプラス新居浜の柴垣です。
今年もよろしくお願い致します。
朝晩の気温が下がり、日中の気温が少し高い日があり体調を崩しやすくなっていますので体調の変化に気を付けてくださいね。
ケアプラスでは常日頃より「心頭体」のトータルリハビリを合言葉に、日々ご利用者様に
関わらせていただいております。今回はその中の頭すっきりのリハビリ、「学習療法」をご紹介させていただきます。
とその前に!ケアプラス新居浜の取組みを紹介する前に、改めて学習療法についてご説明させていただきます。
学習療法とは、音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と利用者様がコミュニケーションをとりながら
行うことにより、利用者様の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を
はかるものです。音読、計算も難しい問題を解くのではなく、簡単な問題をスラスラと解いていただくことで、
前頭前野が活性化され、脳機能が向上されます。また、複数人で実施する中、沢山のコミュニケーションを行うことで、
同じく前頭前野が活性化され、脳機能を向上してくれるんです!
ケアプラス新居浜では1月現在、8名の利用者様が学習療法に取り組まれています。
今回は新たに学習療法を開始された利用者様の様子を紹介致します。
学習療法開始当初はどういったことを行うのだろうかと皆様興味津々。
学習療法を行う理由、効果等職員が丁寧に説明を行い開始となります。
今では、和気あいあいとした雰囲気の中、楽しみながらも真剣に学習療法に取り組まれておりますよ!
また、学習中は【会話を行うこと】を重視しており、ご利用者様の若かりし頃のお話を伺う中で、職員が勉強になることも多々あります!
皆様学習療法終了後には「またお願いします。楽しかったよ」、「次も頑張ろうわい」と
大変意欲的な発言をいただいております。
今後も学習療法の輪がこれまで以上に広がることを目標に日々精進して参ります。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
皆様こんにちは!
ケアプラス今治相談員の大澤です。
今回からケアプラス今治の学習療法ブログも執筆することとなりました。
これからケアプラス今治での学習療法の様子をお伝えしていくとともに、
学習療法に対して、もっとたくさんの方に興味を持っていただけるよう取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
さて、今回学習療法ブログでお届けするのは約一年間学習療法を行っていただいているS様のご様子です。
S様が今回取り組まれた学習内容は、読み書きの「暮らしと道具」という単元です。
内容としては幼少期のころ、よく遊ばれたであろう「石けり」や「竹馬」のルールや技名、イラストが描かれています。
少し話が脱線しますが、
他の学習療法ブログを見てくださっている方はご存知の通り、学習療法には3つの学習・教材があります。
1つ目は「読み書き教材」
・楽しく音読しながら、コミュニケーションを行うことができます。
・昔の暮らしや情景を回想しながら楽しく音読をしていただきます。
2つ目は「計算教材」
・数に親しみを感じながら学習ができます。
・教材がたくさんあるので、その方がスラスラ楽しく学習できるものを行っていただいております。
3つ目は「すうじ盤」
・30、50、100の3種類の教材があり、学習していただく方のレベルに合わせた学習ができます。
・大きいコマや小さいコマを決められた箇所に置くことで眼球や手指の運動になります。
・同じ作業を繰り返すため、集中力を高めることができます。
今回、S様と学習療法を行う際にも昔のお話を掘り下げながら学習を行っていきます。
すると、
「昔は道路に車も少なかったし、道路でいっぱい遊べたよね。」
「今は無理やけど、昔は竹馬得意やったんよ!」
と前述させていただいた通りの回想を行われながら、楽しく学習を行っていただくことができております。
しかし、読み書きだけではありません!
計算問題を行っていく際には、ただ計算を行っていくだけでなく、一緒に学習を行っている方との
コミュニケーションを積極的に行っていただきながら「今日はゲームで○○するらしいよ!」
「リハビリでこんなことしたんよ」と、こちらも楽しく学習していただけており、とても充実した学習療法となりました。
そんなお二人の結果はもちろん大きな100点でした!!
2人とも笑顔が素敵ですね!
次回の学習療法も楽しみです。
今後も意欲をもって楽しく取り組んでいただけるようサポートさせていただきます!
今回のブログで学習療法に興味も持たれた方はお気軽にご連絡ください!
では、また次回の学習療法ブログでお会いしましょう!
皆さんこんにちは!ケアプラス三津の西原です。
学習療法便りではお久しぶりです(^^)/
ケアプラス三津では10月現在、15名のご利用者様が学習療法を実施されています。なんと今夏から新たに3名が加わり、私が学習療法に携わり始めて一番多い参加者数かも・・・!?今回の学習療法便りでは、新たに加わった内のお一人であるT様のご様子を紹介致します。
T様は今冬でケアプラスのご利用が3年目になるご利用者様です。いつもは周囲のご利用者様と世間話をしつつ、MY色鉛筆をご持参されて塗り絵を熱心に行われています。「最初は助けを呼ぶことが多かったけど、ケアプラスに来るようになってから自分で出来る事がちょっとずつ増えてきました!」と笑顔でお話されています。
ある日、隣で学習療法をされている利用者様の様子をご覧になり興味を持たれたT様。学習療法に対して挑戦する意欲があり、家族様の同意を得て学習開始となりました。
最初は少し緊張したご様子でしたが、長年学習療法に参加されている利用者様が「ここに名前を書いて」「終わった時間は書いた?」等、ご教授下さり今では読み書き計算ともにスラスラとご自身で記入されています。最近では学習1回分をご自宅用で持ち帰り、家族様と一緒に楽しみながら実施されているとの事です。
数字盤は30からスタートし、徐々に慣れてきた頃に「もうそろそろ100に挑戦してみようかな」と向上心がみられました♪マスの小ささに悪戦苦闘しつつも、5・6分程度で行われており、片付けの際は「次の人が頭を悩ませる様に数字を混ぜて仕舞っちゃおう!」とお茶目な一面を見せる時もあります。
学習療法に参加して1ヶ月程になりますが、より一段とご自身で頑張ろうという意欲が漲っており、「今日はいつやる?」とご自身から催促する日もあります。これからも意欲的なT様を職員一同応援しております(^_-)-☆
学習療法はFAB・MMSE・学習診断を実施し、ご利用者様の負担にならない様な内容の教材を選定した上で実施しております。稀に学習療法のお話をすると「難しいのは頭が煮えそうになる」「幼稚園生がやるような事はしたくない」といった話を聞きますが、難しすぎず簡単すぎない内容が脳の活性化に丁度良のです(^O^)
学習療法開始後も実施状況を確認し、目が見えづらいや手が震えて書きづらい等の困りごとが無いかもヒアリングし、今後も日々楽しく学習療法に取り組んで頂ける様にサポートしていきます。もしT様の様にご興味が湧きましたらお気軽に職員にご相談下さいませ♪
皆さん、こんにちは。ケアプラス垣生の西島です。
立秋とは名のみの厳しい残暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、ケアプラスでは「心・頭・体」のリハビリを行っておりますが、今回は「頭」のリハビリの一つである学習療法をされている利用者様のご様子を紹介します。
学習療法とは、前頭前野の活性化を促し認知症の改善を目指すための療法で、音読と計算の学習を行っています。
音読では昔懐かしい話題を取り扱っている事もあり、昔はこうだったねなどワイワイ盛り上がりながら楽しく行っています。
学習療法にて、楽しみながら脳の活性化を図る取り組みをしております。
「頭すっきり」楽しんで、集中して、充実した時間を過ごしてみませんか?
皆様こんにちは。ケアプラス大洲です。
今回のブログでは学習療法について現在の取り組みをご紹介させていただきます。
学習療法の目的は様々ですが、開始の目的としては認知機能の低下予防が多いです。
今回ご紹介するM様は認知機能の低下予防を目的として学習療法をスタートされました。
これまでは開始から完了までの時間を気にして、前回より早い時間で終えられる様に。と取り組んでおられましたが、ご病気により感情のコントロールが難しく、課題として見えてきた事からこれまでとは方向性を変え、数カ月前からゆっくりと落ち着いて取り組んでいただく事にしました。
当初は慣れず、徐々にスピードがアップしてしまう事が多かったのですが、繰り返し行う事で少しずつ定着しつつあります。
学習中の集中力は維持できており、ご本人も自覚しておられる部分の課題ですので意欲も維持できています。
数字版を並べ、一呼吸おいてからいざ読み上げです。
一つずつ指差しでゆっくりと数を数えます。
今後も定着と課題クリアに向け、ご一緒に取り組んでいきたいと思います。
ご病気により様々な不安を抱えておられるのはご本人だけではありません。学習療法を通してご家族の不安などもくみ取り、軽減できる様引き続きサポートしてまいります。
そして大切なのはフィードバック。ご本人、ご家族と同じ歩調で進んでいく事が今後の学習療法にも生きてきます。関りを大切にし、楽しみながら取り組める学習療法。
気になる方はお気軽にお問合せ下さいね。
それではまた次回のブログでお会いしましょう♪
ありがとうございました。
皆様こんにちは、ケアプラス新居浜の柴垣です。
桜の盛りも過ぎ、あっという間に葉桜を見かける今日この頃。少し寂しい気持ちになりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
ケアプラスでは常日頃より「心頭体」のトータルリハビリを合言葉に、日々ご利用者様に関わらせていただいております。今回はその中の頭すっきりのリハビリ、「学習療法」をご紹介させていただきます。
学習療法とは音読・簡単な計算・数字盤を用い、利用者様と学習者(職員)がコミュニケーションを行う中で、認知機能の維持・改善を図っていく非薬物療法です。
読み書きについては、ご利用者様の若かりし頃を題材にしたものが多く、ただ問題を進めていただくだけでなく、テーマについて会話を楽しむことを重要視しております。また計算についても、難しい問題を行うのではなく、解きやすい問題を声に出しながら行うことで脳の活性化に繋がることが期待されます。
ケアプラス新居浜で学習を行われているご利用者様も、和気あいあいとした雰囲気の中で、しっかり会話を楽しみながらも真剣に取り組まれております。
また、私たち学習者もご利用者様とコミュニケーションを取らせていただく中で、多々勉強させていただくこともあり、ある意味相乗効果になっています!笑
100点満点のプリントを持たれてニッコリ。「この年でも100点もらえると嬉しいなぁ」、「今度はいつ勉強するの?」等、利用者様も学習療法を楽しまれております。
まだまだ学習者は少ない状況ではありますが、今後も学習療法の輪を新居浜の地からしっかりと拡げていきたいと思います。
それでは、次回の学習療法ブログでお会いしましょう!