学習療法
老人性認知症で問題となるコミュニケーションと身辺の自立は、すべて大脳にある前頭前野という領域がコントロールしています。学習療法は、前頭前野の活性化を促し、認知症の改善を目指すための療法です。ケアプラスでは、脳科学研究によって認知症高齢者の前頭前野を改善できることが認められている学習療法、すなわち音読と計算の学習を取り入れています。
脳科学研究に基づいた学習療法で認知症の維持改善を目指しながら、
園芸療法、音楽療法といった機能回復プログラムを組み合わせ
「頭すっきり」を合言葉に脳機能の活性化を目指します。
老人性認知症で問題となるコミュニケーションと身辺の自立は、すべて大脳にある前頭前野という領域がコントロールしています。学習療法は、前頭前野の活性化を促し、認知症の改善を目指すための療法です。ケアプラスでは、脳科学研究によって認知症高齢者の前頭前野を改善できることが認められている学習療法、すなわち音読と計算の学習を取り入れています。
自然に触れることで人の心と体は癒されます。土や植物に触れることを心身の機能回復に活用するのが園芸療法です。ケアプラスでは、施設内に土と触れ合うスペースを設け、希望者には季節の花々を自分の手で育てていただきます。園芸という目的を持って体を動かし、道具を使うことで、心身の機能の維持や改善を促すことができます。
ケアプラスにはカラオケを楽しめるスペースを設けており、歌唱や演奏などを行う能動的音楽療法と、音楽を聴くなどの受動的音楽療法をリハビリメニューの中で実施しています。昔の音楽をみんなで楽しむ場を持つことで、記憶の奥底に埋もれていたものが呼びさまされ、自然と歌を口ずさむようになります。また、音楽を聴く時に感じる「楽しい」という感覚を通した共有体験を持つことで一体感が味わえます。
皆様こんにちは、ケアプラス道後持田介護職員の石川です。
2月も中旬を迎え梅の花が綺麗に咲き始めましたね。利用者様との会話の中でも「春が近づいてきた気がする」と嬉しそうにお話ししてくださいました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は学習療法のご紹介です。
いつも学習療法の時間になると「そろそろかな?今日もお願いします」と楽しみにされているS様です。季節や最近あった出来事などをお話ししながら行っております。
簡単な読みと計算を行う事で脳の活性化を促しております。
※学習療法HPより
一人ひとりがラクに学習できる教材を決めるために、学習療法では学習に先立ってまずFAB、MMSEの検査をお受けいただき、認知症の程度を把握します。次に、読み書き・計算のレベルを診断する検査もいたします。認知症の程度と読み書き・計算のレベルの二つの要素から、その方にあった「ちょうど」の教材を見つけます。
※学習療法HPより
学習療法で認知症の予防・改善を行い、「頭すっきり」を体感してみてください!
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
皆さん、こんにちは。ケアプラス宇和島学習療法ブログです。
ケアプラス宇和島が位置する愛媛県の南予地方は、比較的暖かい地方との印象がある方も多いと思いますが、先日の大寒波により近年まれにみる積雪となり、ご利用者様からも「何十年もここで住んどるけどこんなに積もったのは初めてよ。」「綺麗な雪化粧やな」と普段見る事の無い景色に、皆様心うきうきされていました。中にはスタッフを誘い雪合戦をされるご利用者様もおられました。
そんな今年も元気いっぱいのご利用者様ですが本日はケアプラスで取り組んでいる学習療法についてお伝えさせていただきます。
学習療法とは簡単な計算や文章の音読などの教材を使用しご利用者様とスタッフがコミュニケーションを取りながら行う、非薬物療法です。
難しい問題を解いていくのではなく、簡単な問題を解いているとき、脳の前頭前野が最も活性化され、楽しく実施していく事が学習療法の特徴です。
まずは数字盤です。
1~30、1~50、1~100の3つのレベルからその方に合わせた数字盤をタイムを図りながら実施します。
「今日はどうやった?」と前回のタイムを振り返り「早よなった」と自信に繋がっています。
読み書き教材では、東京オリンピック等の内容が記入されており、読み書きを終えた後、内容についても楽しくお話しされます。
計算問題では数式からしっかりと声に出し答えを記入されております。
声に出すことにより前頭前野が刺激されます。
これらの学習療法の取り組みにより、自発的な会話が増え、活動が活発になられる等の効果がみられています。
皆様も、ケアプラス宇和島で頭すっきり学習療法に取り組んでみませんか?
昨年は格別 の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本年も社員一同、「心」・「頭」・「体」のリハビリにて利用者様の「今日よりプラスの明日へ」繋がるサービスを心がける所存でございます。
何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。
皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈り致します。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和三年元旦
秋も深まりを見せ、朝夕には冬が近づいてきているのを感じるようになりましたね。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?ケアプラス北宇和島介護員の東出です。
今回は学習療法に楽しく取り組まれているご利用者様の様子をお伝えしたいと思います。
さて、こちらのご利用者様は物忘れなどの予防にとはじめられた方です。
計算・読み書き・数字盤をスムーズに行っておられ、特に計算は若いころからお得意だったとのこと。「これくらいだったらいくらでも」と楽しく取り組まれています。
学習療法は“楽しく取り組む”ことが大事です!脳も筋肉と同じで“使わない”と衰えていきます。しっかりと脳を“使う”ことでどんどん鍛えられるんです。簡単な問題をどんどん解いていると脳が喜んで血流が増大し活性化につながります!
食欲の秋・読書の秋・運動の秋。これに“学習の秋”を付け加えて皆様も脳の活性化をいっしょにやってみませんか?
朝夕と日中の気温差が大きくなっています。体調を崩しやすいシーズンでインフルエンザの流行も懸念されます。異常を感じたら無理せずにしっかりと体調を整えてくださいね。
ではまた次回の学習療法ブログでお会いいたしましょう。
皆様こんにちは!
ケアプラス今治の渡部です。
学習療法では、皆様、真剣に読み書き計算や数字盤に取り組んでいただけています。
そんな中、文章の中で出てきた言葉や事柄で思い出したことなどを話してくださったり、その話でまた違うことを思い出して新しい情報を教えてくださったりと、途中で笑顔溢れる井戸端会議が始まることが多々見られています。
今日はそんな和気あいあいとしたお話の一部を紹介させていただきます。
まずは、読みの中で「漁」についての文章が出てきました。
文章を読まれた後に、「そういえば子供の頃は今治の大西の九王の浜に友達の両親が漁をしよってね、その友達とよく遊びに行っては、危ないけんどいとけよ、と怒られたんよ。ほいで夏は泳いだりしてね、これ読んだら思い出したわい。」と子供の頃に住んでいた場所や友達のことをどんどんお話してくださいました。
また、他のご利用者様たちは、「すき焼き」の文章が出てきたとき、
「こんなの読んだらすき焼きが食べたくなってきたわい、ハハハハハハハ」と言われたため、スタッフが「すき焼きの具は何を入れますか?」とお聞きすると、「私は、もやしとネギと大根かね」「大根入れるの?」「大根を薄く切ってね、そしたら味がよくしみておいしいんよ。」と、ひとしきりすき焼きについてお話した後「こんなにすき焼きの話しよったらお腹がすいてきた、もうこの話は終わりにしよ」「ほんとよほんとよ、はははははははは」
と、たくさんの笑顔で学習療法を楽しんでくださり、終わった際には「ありがとう、またお願いね」と皆様おっしゃってくださっております。
コミュニケーションをとることが前頭前野を活性化させ、脳の機能を向上させます。お話を楽しみながら、一緒に行う方とも親しくなり人の輪が広がり、脳の機能も向上するなんていいことずくめですよね。
これからも、学習療法を通じてケアプラス今治を楽しんで頂け「今日は来てよかった。」と毎回言って頂けるようしっかり取り組んでまいります。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
みなさんこんにちは!ケアプラス今治の井上です。
今回、ケアプラス今治の学習療法ブログを初めて掲載させていただきます!
ケアプラス今治では今年の2月より学習療法を開始いたしました。
現在は私を含めて学習療法マスター2名、学習を行われている10名の利用者様で和気あいあいとした雰囲気の中で行っております。
各利用者様、「学習療法ってなに?」から始まる方がほとんどだったのですが、今では「勉強の時間や」「大学に合格したらどうしよう?」等、笑顔で参加される
利用者様がいっぱいです。
既に他センターでも説明されている通り、学習療法では数字の計算や文字の読み書き、数字盤を行っております。難しい問題を一生懸命考えるよりも、すらすら出来る問題を繰りかえし行う、声を出すことで脳機能にしっかりと刺激が与えられます。
そして、何より大事なのは学習者と利用者様、利用者様同士でたくさん会話を行う事!若かりし頃の話だったり、他愛のない話…どのような内容でも良いのです!笑顔いっぱいで話をすることも脳にいっぱい刺激が与えられます。
これからも、学習療法をケアプラス今治でどんどん拡げていく事で、皆様にとって有意義な毎日を過ごしていただけるよう対応していきます!
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
皆さん、こんにちは。ケアプラス垣生の堀川です。
8月に入り本格的な夏が到来し、本当に厳しい暑さが続いていますね。早くも秋になるのが待ち遠しい今日この頃ですが、そんな中でもケアプラス垣生では毎日、心・頭・体のリハビリやレクで利用者様に有意義なひと時を過ごして頂いております。
その中でも今回は頭のリハビリ、学習療法の様子を紹介したいと思います。
写真のⅯ様は開始当初から毎回意欲的に学習療法に取り組まれております。長年、学習をされておりますが、いつも「これが一番好き。」「これを楽しみに来よるんよ。」と仰られております。
学習療法では読み書き、計算、すうじ盤の3つを行っていただきますが、読み書きの教材に出てくる昔懐かしい事柄や観光地の話で特に会話が盛り上がり、昔の事柄では「懐かしいねえ。」「これ使いよったんよ。」など職員にいろいろと教えてくださいながら笑顔で学習を進められております。
このように学習療法では、ただ問題をこなしていくだけではなく、会話をしながら楽しんでいただくことを目標に取り組んでいただいております。垣生でも学習の様子を見て自分もやってみたい、見学したい等のお声を頂いております。学習療法に少しでも興味を持たれた方はお気軽に職員にお申し付けください。
それではまた次回の学習療法ブログでお会いしましょう。
皆様こんにちは、ケアプラス道後持田介護職員の石川です。
今年の夏はコロナ対策にてマスク着用で過ごす夏になりますので熱中症対策を行い夏を満喫したいですね。
立秋の候、秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は脳を活性化し認知症予防を行う「学習療法」についてのご紹介です。
まずは読みから行っていきます。
この日の教材は夏を題材にしたものでした。
M様に夏といえば何を思い浮かべますか?とお尋ねすると少し悩まれながらスイカかな?とお話ししてくださいました。
この教材では「パイナップル」が出てきておりパイナップル食べたいねえとお話しされております。「スーパーでこの前美味しいパイナップル買ったの!」「甘いパイナップルの見分け方ってなんやろねえ」とお話しを弾ませながら実施していきます。
他利用者様も教材に出てきた題材からお話しを弾ませることも多々あります。
お次は計算教材です。
足し算や引き算をスムーズに行っております。
すらすら解いていきます。
最後に数字盤です。
30、50、100の数字並べを利用者様に合わせて行っていきます。
今回は「100」までの数字を並べていきます。
数字盤をしていたS様から元気よく「できた!」と合図を頂きました。
コロナウイルスの感染予防対策をしっかり行い楽しみながら学習を行い脳の活性化を促し認知予防を行います。
8月に入ってからは「もうすぐ孫の夏休みも終わる」「昔の夏はもっと涼しかった気がする」などと夏を感じられるような会話を表情良くされております。
【学習療法の定義】
学習療法とは、音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と支援者がコミュニケーションをとりながら行うことにより、
学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を図るもの。
学習療法HPより
学習療法で認知症の予防・改善を行い、「頭すっきり」を体感してみてください!
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
皆様、こんにちは。
7月に入り暑い日が続いておりましたが一変、毎日雷雨や新型コロナウイルス等の心配なニュースばかりですが、ケアプラス宇和島のご利用者様、しっかりと感染対策に取り組みながら毎日元気にご利用いただいております。
本日は心頭体の三本柱の「頭」の取り組みとして、実施している学習療法についてお伝えしたいと思います。
学習療法とは、前頭前野の活性化を促し、認知症の改善を目指すための療法です。先月より学習療法を開始されたS様。週4~5回のご利用でご利用時には毎回学習療法に取り組まれています。
計算、読み書きを実施します。
最後は数字盤です。30、50、100とその方のレベルに合わせて実施します。声に出しながら並べていきます。
音読や数唱、「こんなの簡単過ぎよ」「小学生の問題よ」と言われるご利用者様もおられますが、簡単な計算こそが脳を活性化させます。
初めは慣れない活動に、戸惑っておられましたが、今ではスムーズに実施することが出来ています。ケアプラス宇和島で「頭すっきり」してみませんか?
まだまだこれからが夏本番ですが、今年の夏は新型コロナウイルス感染症の対策と同時に熱中症にも気を付けていきましょう。
心うきうき、体しっかり、頭すっきり。ケアプラスでお待ちしております。
みなさまこんにちは。
今年の梅雨は雨が多く、青空が恋しくなるこの頃ですよね。青空が見えない分、田植えが終わったばかりでまだ可愛らしい小さな苗の緑を見てはひそかに成長が楽しみだったりもします。
ケアプラスでは、コロナ感染予防対策を継続しながらも皆様お元気な表情で過ごされていらっしゃいます。身体のリハビリもさることながら、頭のリハビリ(認知機能改善、予防)の為になるコミュニケーションで、日々賑やかな雰囲気に包まれています^^
日々、ご希望者の方のみ対象に「学習療法」も行っていますが、これは脳細胞を活性化させることが目的の「頭のリハビリ」です。
本日、真剣に学習実施中のM様に写真を撮らせていただきましたら、しっかりカメラ目線も頂きました♪
それでは、頭のリハビリに関連して【加齢による記憶力の低下】と【認知症】の違いについて少しお話をさせていただこうと思います。
記憶を司っているのは、大脳辺縁系の海馬(かいば)という組織です。生理的な加齢に伴い、記憶力、判断力は低下していきます。これは、加齢に伴うもの忘れであり、認知症とは異なります。
加齢によるもの忘れの特徴は「忘れた自覚がある」ことです。例えば、どこかに財布を置き忘れても、自分の行動をたどることによって思い出します。人の名前が出てこなくても、会った時の記憶をたどることで思い出せます。
認知症の場合「ヒントがあっても思い出せない、忘れたという自覚がありません」また、新しいことが覚えられないため、例えば、病院の受診の日を忘れてしまう、外出したもののどこに行こうとしていたのか忘れてしまうなどが起こります。その一方で、古い記憶は影響がありません。
また、徐々に進行して、季節や年月日が分からない、家電製品の使い方が分からないなど日常生活に支障が生じてきます。厚生労働省によると、生活習慣病とは《食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等》の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことと定義しています。 生活習慣病は、様々な要因が重なり合って認知症の発症を高めると言われています。生活習慣病は、日々の生活を見直すことで改善できるものですので、気の掛かる点がある方には、認知症予防の為にも是非見直してみて欲しいと思います。
そうは言っても、お一人で食習慣や運動習慣の改善を継続して行うことは、なかなか難しいものだとも思います・・・
そういう方には、ケアプラスでの一日がどういうものか一度体験していただくのも良いかと思います。身体も頭も楽しみながらしっかり活性化していきましょう^^
それでは次回もどうぞ宜しくお願い致します。