体しっかり-個別リハビリを中心に最新のリハビリ手法で身体機能の回復を目指します。-

もう一度動かせる感動を。

理学療法士・作業療法士・機能訓練指導員などが行う個別リハビリを中心に、
まひの改善に大きな注目を集めている「筋電制御電気刺激装置」や、
バランス感覚、筋力のアップのための「スリングセラピー」など
最新のリハビリ手法で「体しっかり」を合言葉に身体機能の回復を目指します。

そして、ケアプラスのリハビリは新バージョン、
心頭体の一体リハビリマルチ タスク トレーニングに進化していきます。

マルチ タスク トレーニングとは

着目したのは複数課題を同時に行うことによる注意障害の解消でした。

近年、高齢者の虚弱、転倒による傷害を減らす効果的運動として特に筋力トレーニングや有酸素運動よりバランス訓練や複合的運動で高い転倒予防効果が得られることがわかってきました。
独自のマルチ タスク トレーニングは40以上ありますが、例えば計算歩行・計算障害歩行(足し算や引き算をしながら歩行練習・障害物をさけながら計算歩行)・ストループ歩行などがあります。

楽しめる工夫と効果の「見える化」

大変なリハビリだから時として心が折れそうになることもあります。

だから効果や頑張りを「見える化」していきます。ケアプランを元にPT・OTなどが「プランを見える化」・「毎回どんな意味があるのか見える化」そして「レポートで効果を見える化」してお返しします。ご利用者様の名札のバーコードを読み取りトレーニングの時間や意味、マルチタスク課題(例えば計算課題など)がパッドから提示されます。実施した回数や時間がどんどん蓄積されます。だから、楽しみながら続けることができます。

 

CP(ケアプラス)姿勢測定装置

 

転倒予防に有効なのが、体幹のバランスを目で見て理解すること。自分ではまっすぐ立っているつもりでも、習慣や病気のために、バランスを崩していることが多く、筋力の低下とともに重心を補正しきれずに思わぬ転倒事故を起こすことがあります。画像診断による客観的な評価は、セラピストにとっても正確なリハビリの実施と、利用者様自身も弱点を意識した生活動作訓練に繋がります。

スリングセラピー

 

天井から吊られた「スリングロープ」という器具を用いて、療法士の指導のもとで行う運動療法です。整形疾患・脳血管障害などのリハビリテーションや痛み改善など幅広い分野で活用されています。
高さや強度などを調整できるので、身体状態に合わせた訓練ができます。
また、車椅子を利用している方から歩ける方まで誰でも行うことができます。
身体機能回復はもちろん、筋力増強や関節可動域訓練、ストレッチングなども行うことができます。
従来のトレーニングに比べて、体を動かす爽快感など感じられ「楽しい運動療法」と言えます。

ハーネス歩行


 

一部介助で歩行ができる方はハーネスをつけて歩行訓練をしていただきます。平行棒から始めて低速トレッドミルまで不安なくトレーニングが可能です。

筋電気刺激トレーニング

 

自分で体を動かすことができない方にも積極的に機能改善ができるように、電気刺激トレーニングを導入しています。「筋電制御電気刺激装置」は脳から筋肉へ伝わる弱くなった電気信号を拾い、十分に動かすことができるまで増幅して筋肉に伝えることで脳からの信号を強化していく最新の装置です。

サーキットトレーニング

理学療法士・作業療法士・柔道整復師などのセラピストが、それぞれの専門分野を生かしたリハビリセットを考案。各個人の状態やニーズに合わせた組み合わせで効果的に行います。セラピストとのリハビリ時間は状態を把握しアドバイスを受ける精神的にも大切な時間です。

マシントレーニング

筋力や持久力の増強、関節の動きの改善などを図る運動療法に、リハビリマシン等を用意しています。安全かつ効果的な運動療法を実施するため、あえて油圧による上肢・下肢用の有酸素運動用マシンのみとしています。

 

定期評価

リハビリメニューは定期評価をして随時見直しをしていきます。またケアプラスの定期評価は体の評価のみにとどまらず心・頭も加え心頭体の評価をしていきます。感情表現、関心意欲・・前頭前野機能検査など評価項目は多岐に渡ります。

リハビリのステップ

麻痺がある方は筋電気刺激トレーニング→座位がとれればスリングセラピー→立位がとれればハーネス歩行とステップを踏んだトレーニングが可能です。
自立に近い方は機能低下を防ぐためにマシントレーニングで一定時間、有酸素運動を運動をしていただけます。
また、それぞれのトレーニングメニューは各セラピストが個別の状態に合わせてオーダメードで作成。姿勢測定装置も活用しながら客観的に診断していきます。またメニューは定期評価の上で随時変更していきます。結果、サーキットトレーニングとして飽きのこない、楽しみながらこなすことができるリハビリメニューになっています。

生活トレーニング

ケアプラスでは、センター内での生活動作そのものが訓練要素となるよう、センター内の環境はできる限り日常生活訓練ができるよう配慮しています。バリアフリーを基本にはしていますが、あえて便利過ぎない設備にしています。このような環境配慮によってセンターでの生活動作がご家庭での日常生活動作訓練につながります。

 

 

(左)お風呂は転倒事故防止のために畳敷きにしていますが浴槽はあえて動作訓練のためにご家庭サイズにしています。なぜなら大浴場は入浴訓練には不向きだからです。
(右)手洗い水栓も、片側はあえて手動水栓にしています。