実績報告
  • ケアプラス垣生 リハビリ便り 歩行訓練 垣生だより 2015年09月28日

    こんにちは。ケアプラス垣生、理学療法士の岡田です。

    朝晩涼しくなり、景色を見ても秋を感じる季節になりましたね。体調を崩さずに秋の味覚を楽しまれていますか?

     

    さて今回、ある疾病による下肢筋力低下で歩行困難となり、手術を受けてリハビリに取り組まれているB様をご紹介します。

    ご本人の希望は、“歩行能力を取り戻し、歩行器歩行からオパル歩行になりたい”でした。ご利用開始当初は下記の写真の歩行器を使われておりました。

    写真1 写真2

    方向転換時に持ち上げるためふらつきがあり、肩への負担となり痛み等もありました。また歩行時は両足ともすり足となっており、つまずきやすい状態でした。(この歩行器の前輪は前後にしか動かないように固定されており、後輪はなく棒状です)

    そこで希望を叶えるため、自主訓練としてスリングリハビリによる体幹筋・バランス能力向上やエアロバイクによる下肢筋力向上、平行棒内にて各種動作訓練や歩行訓練を行い歩行能力向上を目的に実施して頂きました。また股関節周囲の筋力及び操作性向上のためにボールを使ったエクササイズと座位での重心移動訓練なども実施して頂きました。

    写真3 写真4 写真5

    その他にも歩行器やオパルで歩行するため両手支持での片脚上げが安定するように平行棒内での踏み台昇降運動や片脚立ち保持訓練なども実施して頂きました。

    写真6 写真7

    その結果、歩行器での5m歩行時間が

    14.8秒から13.5秒

    と速くなり、歩行時のすり足改善が図られてきております。また方向転換時のふらつきも軽減され、上肢への負担軽減も図られております。

    現在ではバランス能力や歩行能力が向上され、歩行器を下写真の4輪タイプに変更しております。(前はキャスターになっており、後は車輪のため転がりやすく、バランス・操作性が始めの歩行器より難しい歩行器です)

    写真8 写真9

    しかし、オパルは更なる安定性が求められるため、徐々に難しいバランス・歩行訓練を取り入れて行こうと考えています。このようにケアプラスではご本人の希望を出来る限り叶えるため基礎訓練から応用訓練まで様々なリハビリを提案をさせて頂いています。

    長くなりましたが、気温の変化に気を付け風邪などひかれないようにしてください。