みなさんこんにちは。看護師の細谷です。
8月~!!夏がやってきましたね。
前回私は暑熱順化のお話をしました。少しずつ、身体が暑さに慣れてきたでしょうか?
先月から真夏日の様な気温だったので、みなさんも熱中症対策を少しずつされてきたかと思います。
熱中症が怖いことはみなさんよく知っているかと思いますが、今回は改めて、「高齢者の夏の過ごし方について」のお話をしようと思います。
高齢者の方は様々な機能低下から室内でも熱中症になりやすい傾向にあります。命に関わることもありますので、一緒に今から取り組んでいきましょう。
大切なことを絞ってみました!
・水分摂取
・室温調整
です!!
それぞれについての説明をしていきますね。
まずは水分摂取についてです。
高齢者の方はトイレの心配から水分を控えたり、水分を蓄積する筋肉が減っている為に、身体の中の水分が不足することが多いです。
ですから、脱水症状に注意する必要があります。水分の摂り方としては、少しずつこまめに摂るといいですよ。果物でも水分補給は出来ますので、参考にしてみてください。
また、水分が不足すると他にも怖いことがあって・・・血栓が出来やすくなるのです。血栓が出来やすくなるということは脳梗塞や心筋梗塞につながるリスクが高まります。
水分不足怖いです・・・十分注意したいですね。
次に室温調整についてです。
夏場の室温調整は命に係わる程、重要です。熱中症対策として一般的に推奨されている室温は28度以下と言われています。また湿度も重要で、
湿度が高くなると発汗しにくく、熱中症に繋がりやすくなり、更に湿度が75%以上になると要注意です。湿度は45~55%が理想的です。
高齢者の方は体温調節機能が低下することで、衣服を沢山重ね着していたりする方もいらっしゃるので、家族でも注意していきたいところです。
最後に熱中症の初期症状についてです。
*めまい
*ほてり
*頭痛
*発汗
*倦怠感
*吐き気
などがあります。これらの症状を感じたら、電解質の入った飲み物での水分補給や、室温調整、涼しい場所への移動などで対応し、
それでも改善が無ければ、症状が軽いと感じても受診をお勧めします。
ケアプラスデイサービスセンター新居浜でも、水分補給の大切さについてご利用者様にお伝えし、ご自宅でも意識してもらえるようなお声かけをしております。
最近はご利用者様の方から「水分摂っとこわい」「水分摂らないかんよね」といった声が聞かれるようになりました。意識付けは本当に大切です。
みなさんも今年の夏、元気に幸せに乗り越えていきましょう♪
今月の写真紹介は、先月開催された夏祭りイベントの様子です。いい表情が沢山見られました~!