こんにちは。ケアプラス宇和島 看護師田村です。
ひと月が経つのは早いですね。またお会いしましたね。とても暑くなりましたがお変わりございませんか?今年の夏はコロナの関係で例年と違った夏を迎えています。
でも健康が一番!この時期だからこそ適度な運動を行い、
皆さん、頑張っていますよ(^o^)
さぁ、今回のテーマですが・・・皆様、「誤嚥性肺炎」ってご存知ですか?書いている字の如く、誤嚥によって引き起こされる肺炎のことです。食道の入り口付近では、空気の通り道「気管」と食べ物の通り道「食道」の2つに分かれています。飲食の際には、気管の入り口は閉まり、飲食物が食道へと進みますがタイミングが合わず、誤って気管に入る事があります。これを誤嚥と言います。
嚥下機能には加齢や疾患による病的な変化など個人差が見られ、食事がうまく摂れない事は栄養の確保にも影響が起こります。
誤嚥性肺炎が起こりやすい条件として
・誤嚥物の量、誤嚥物に含まれる細菌の量が多い
・喉の反射が有るか、無いか
・咳き込んで出す力が弱い
・体の防衛力、免疫力(栄養障害)が下がっている。
・・・等が考えられます。
食事についてのポイントを挙げてみましょう。
・嚥下機能の改善・・嚥下体操やトレーニングを少しずつチャレンジしてみましょう。ケアプラスでは食事前に口腔体操を皆さんでして頂いています。
これまでは唾液の分泌を促す、発声もしていたのですがこの時期は中止をしております。
・食べにくいからと避けるのではなく、美味しく食べる工夫をしてみましょう。
美味しいですか?
・栄養状態の改善や脱水に伴い分泌液の低下が起こると食べ物をまとめたり、口の中を移動させることがスムーズに行われなくなるので水分確保はしっかりしていきましょう。
低栄養と嚥下障害の悪化は関連性があり、それが誤嚥性肺炎の要因にもつながります。いつまでも美味しく食べるための準備をしていきましょう。
では次回もよろしくお願いいたします。