実績報告
  • ケアプラス垣生 リハビリ便り ~立ち上がり前の準備体操~ 垣生だより 2019年07月26日

    『令和』になり3か月経ち、少し馴染んできましたね!

    蝉の鳴き声が聞こえるようになり段々と暑くなってきましたが、体調を崩さないよう気をつけたいですね!

     

    はじめましての方もそうでない方も、こんにちは!

    ケアプラス垣生・理学療法士の日野です。

     

    今回は利用者様のY様との関わりを紹介したいと思います。

    リハビリというよりは、リハビリ前に椅子から立ち上がる際にひとつ行う準備体操であり、ベッドでのリハビリ後に最後に行う体操となっております。

     

    Y様は円背がみられ、また四肢の関節も動きが小さくなっており、起き上がりや立ち上がり、歩行等に介助が必要な利用者様です。

    リハビリではY様にも介助する側にも負担少なく動作が行えるよう、体幹の動きを良くしてから立ち上がり動作を行っております。

     

    その前にまずは立ち上がりという動作はどのように行われているのか、気にしたことはありますか?

    普段何気なく行っている立ち上がるという動作、できる方は何も考えずに行っていますよね。

    まずは座っている状態から立っている状態に移る動作『立ち上がり』を順序立ててみましょう。

     

    (1) 座っている状態
    (2) 最初に膝を曲げ、あるいはお尻を前にずらします。その後、おじぎをしながら重心を前方に移動させます。
    (3) お尻を浮かせます。おじぎをした際に、重心が前方に移動し過ぎないようにコントロールする必要があります。
    (4) お尻を浮かせ、バランスがとれた状態で上体を起こしながら、足の力を利用して重心を上方に移動させます。
    (5) 立っている状態

     

    というのが、普段何気なく行っている立ち上がりです。

    お尻を前ではなく上にあげようとすると、なかなか立ち上がれません。

     

     

    それでは本題、Y様の立ち上がり前に行っているたったひとつの動作を紹介したいと思います。

    本当に簡単なたったひとつの動作、重心移動が難しい方は試してみてください。

    前方への重心移動を促しお尻を上がりやすくする為に、しっかりとおじぎをして頂く、これだけです!

     

    介助する際は上に引き上げるのではなく、お尻を上げやすいようおじぎを促しながらY様の身体が前方へ行くよう引きます。

     

    最後にしっかりと背筋を伸ばし、立ち上がった状態になります。

     

     

    このようにケアプラスはリハビリに力を入れており、気になるという方は是非是非見学や体験利用をお待ちしております!

     

    以上、ケアプラス垣生、理学療法士の日野でした!

    読んで頂き、ありがとうございました!

    皆様、体調管理には十分に気をつけてお過ごしください~!