みなさん、こんにちは。ケアプラス垣生・看護師チームです。
さて、いよいよ9月に入りました!この写真のように太陽がさんさんと照り付けた、あの暑かった夏に終わりを告げ・・・ん!?まだまだ残暑厳しいですね。水分補給をしっかり摂って、まだまだ乗り切っていきまっしょい!
さて、今回のブログでは先日ニュースとなり全国を騒がせました「O157」について、どういったものなのか、また予防するにはどうすればいいのか、というところを振り返りながらお話ししたいと思います。
8月、関東地方を中心に「O157」への感染のニュースがたびたび報道されておりました。それぞれ、食材は異なりますが、そもそも「O157」ってどういう特徴があるのでしょうか?
O157というのは大腸菌の一種で、大腸菌というのはほとんど無害なのですが、中には悪い大腸菌もいて、その代表的なのがO157という大腸菌なのです。O157の住処は、主に家畜(牛・豚・羊・・・等)の大腸の中に潜んでおり、それが様々な経路を経て感染してしまう、というわけなのです。
この時期にニュースになったぐらいですので、基本的には夏場が発生しやすい時期ではあるのですが、O157はちょっと強い菌とのことで、気温が低い時にも発生しやすいとのことです。いついかなる時も油断できないですね・・・。
では、O157に感染したらどのような症状がおこるのか?その代表的なのが「腹痛・下痢」です。O157には潜伏期間があり、概ね4~8日間の潜伏ののちに激しい腹痛を伴った水様便が頻繁に起こります。そして、発熱も起こります。しかし、この発熱は一過性とのことです。そして、発症すると厄介になるのが「HUS」(溶血性尿毒症症候群)だそうです。あまり聞きなれないですね。症状として「血色の悪化」「倦怠感」「尿量の減少」「むくみ」などがあるそうです。このHUSは腹痛・下痢を発症してから数日~2週間後に発症します。あまり下痢症状が治まらないときは、受診して検査してもらうのが最適かもしれません。「時々ある腹痛」と見過ごしているとHUSを発症するかもしれませんね。
と、ここまで、ちょっと怖い話ばかりしてきましたが、予防することで未然に防ぐこともできます。ご家庭で出来る予防方法をいくつかご紹介します。
・食品の鮮度を保つ、肉はしっかり加熱する。
・野菜と肉で使う包丁を変える。
・調理器具の消毒
・手洗いの励行
これらをしっかりおこなって、O157を寄せ付けないようにしましょう!そして、微力ではあるかもしれませんが、健康な体作りをして免疫力・抵抗力を高めていきましょう!
ケアプラス垣生では、しっかりとリハビリに取り組んでいただいているのはもちろん、レクリエーションなどで楽しい、笑いのあふれる一日を過ごしていただいております。そして、私たち看護師もしっかりと皆様の健康をサポートしております。見学・体験利用、承っております。元気で明るいスタッフ一同、お待ちしております。