実績報告
  • ケアプラス大洲 リハビリ便り マルチタスク運動 大洲だより リハビリNEWS 2016年05月02日

    皆様、こんにちは。

    ケアプラス大洲 作業療法士の神野です。

    新年度を迎えてから、もう5月になりました。今週からはゴールデンウィークも始まり、お出かけなどされる方も多いのではないでしょうか。私は今年も休まず仕事に励みたいと思います!!!

     

    さて、先日体験利用の方から一言、

    「ここのデイサービスでは体操が多くて、身体を動かすのが好きなのですごく楽しいです。あっという間に一日が終わりました。」とのお言葉を頂きました。

    そうなのです。

    ケアプラスではなんと・・・一日の中で5種類の体操を行っております。

    簡単に説明させて頂きたいと思います。

     

    1ラジオ体操

    朝一番に行って頂き、身体を目覚めさせ快適に一日を過ごすことができるようにする。

    2いきいき脳体操

    脳活性化を目的に計算、クイズ、数数えなど認知症予防を行う。

    3食前体操

    肩、首、口、舌の運動を行い、飲み込む力を鍛え、誤嚥による肺炎予防を行う。

    4リハビリ体操

    深呼吸から始まり肩こり、膝痛予防、歩き易くなる運動など全身運動を行う。

    写真1

    5マルチタスク体操

    脳と身体を一緒に使い、注意力や記憶力向上させ認知症予防や歩行時の転倒防止を行う。

    写真2

    その中でリハビリスタッフが主に担当させて頂いているのがマルチタスク体操ですが、4月よりバージョンアップ致しました!!

    その中で利用者様に人気のあるものをひとつご紹介させて頂きたいと思います。

    それは、「落ちた落ちたゲーム」です。

    ルールは、足踏みをして頂きながらスタッフが4つの言葉から一つの言葉を言います。「リンゴ」と言ったら両手ですくう、「雷」はお臍を隠す、「石」は頭を押さえる、「もち」は顔を上に向ける。

    というポーズを取って頂きます。

    実際に行っている中で、利用者様の提案があり、「おもち」の時は口をあけて上を向こう!とのこと。

    その様子がこちら。

    写真3

    「おもち」

     

    写真4

    「雷」

     

    写真5

    「石」

    そのほかにも「お金」が落ちてきたらどうする?など利用者様のアイディアあり笑い声あり、楽しく行っております。

    開始当初は間違ってしまうこともありましたが、今ではぴったり皆様動作がそろっています。

    実はこの体操、記憶の中でも「作業記憶」という情報を一時的に脳へ保持する記憶が必要になってきます。例を挙げると、カップラーメンを作りながらテレビを見る。調べた電話番号をかける間までの記憶です。この記憶はなにげない日常生活の中で一般的に使用されている重要な記憶なのです。

    “いやいや行うリハビリ”と“意欲的に行うリハビリ”ではやる気も効果も多少の違いは見られると思います。この利用者様にはどのようなリハビリがモチベーション高く、楽しく行って頂けるか、スタッフ話し合いのもと、メニューの提供を行わせて頂いております。

    ご興味をお持ちの方、お気軽にご連絡ください。心よりお待ちしております。